【2021年冬アニメ作品{全12話}】
聖域編はこれで完結ってことでいいのかな?
安定して面白い事は面白いんだが、やはり1期と比べてしまうとどうしても爆発力というか、所々火力不足が否めないってのが正直な感想だな。
あと同クール内になろう系ジャンルのビッグタイトル(「無職転生」「転スラ」)が同居していた為か、比較的今期は印象も存在感も割と薄めだったのかな。
2期に関しては、まずキャラそれぞれの目的や思惑、この辺りが徐々に複雑化していった結果、最終的に目指す勝利条件がかなり分かり難くなってしまっている感じはあった。
更に、基本キャラ毎の複数視点で物語が構成されているため、情報量がやたらと多くて常にごちゃついてる感覚もある。
というか、この内容で分割クールってのがストーリーをややこしくしてるたぶん最大の要因だったんだろうな。
リアタイだと後半クール再開時に能動的におさらいしてないと、いきなりコイツ(オットー)何言ってんだ??ってなる。(自分がなった)
その点はちょっとだけ不親切な作りなのかな?とは思いましたよ。
スバルとエミリアのバックボーン、そして成長を描くという今期の重要なポイントだった墓所の試練。
第1(過去)、第2(ifの現在)、第3(未来の可能性?)のそれぞれの試練、これらはエキドナが自身の知識欲を満たすために設置したものってことでおk?
なんかスバルの第2の試練エグくね…。
てかお前、元はこんなに良い(綺麗な)奴だったのかよ、ペテr………
ゆるせねぇぜ、パンドラ。
時間軸をいじっている上に可能性の話もあるので若干ややこしい構造ではあるものの、ここはキャラの掘り下げとして重要な意味を持つ描写だった。
あとエミリアの第3の試練はあれ自体が今後の伏線ってことだよね?
まあ特に今期は最後にベア子が良い仕事をしてくれた感が凄いので、それに免じてスバルの女ったらし具合もチャラにしたい所ではある。←
スバルのケレン味の効いたキャラクター性も、もう後戻り出来ない現実(異世界召喚前の世界)がある上での処世術であり、今を生き抜くための精一杯の自己演出と覚悟の現れだったんだろうと、試練を通して理解できる。
生きる上で虚勢も立派な武器なんだよ。(まあコイツの場合死に戻れるけど)
てかその描写があって、そういえばそもそもこれって異世界召喚モノだったって久々に思い出した気がする。
1期では最終的に護られるだけだった存在のエミリアも、今期ではスバルたちと共に戦い護る側の立場に昇格していて、彼女にとっても大きな成長の物語だったんだなと感じる。
義務教育(保健体育)的には落第だけどねw(パックが悪い
あとラストのエミリアたんの笑顔はすごーく素敵だったよ。
あれだけで究極のハッピーエンドみたいに思えるのは、彼女のヒロイン力の賜物だろうな。
まだなにか一つ重要なことを忘れている気がするが…
まあいいや、万事解決良かった良かった。
・・・・・おい、レムが目覚めてねぇじゃねぇか…
フラグが立った所で3期にも大いに期待するとします。
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[主題歌]
OP
前島麻由「Long shot」
ED
nonoc「Believe in you」
[挿入歌]
MYTH & ROID「STRAIGHT BET」
エミリア(高橋李依)「Door」
ラム(村川梨衣)「あなたの知らないこと」
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