ヒカル

サマータイムレンダのヒカルのレビュー・感想・評価

サマータイムレンダ(2022年製作のアニメ)
4.5
本作は何故かDisney+独占で配信された為にあまり話題になりませんでしたが、評判が良い事を見聞きしてましたので、アマプラでの配信を機に視聴しました。

評判通りの秀作ではあると思います。1言で言えばループもので、シュタゲには及ばないが2クールの時間を費やす価値のある作品だと思います。オススメします。

何を書いてもネタバレでループものの楽しみを奪う事になるので、数行改行後に少しネタバレ感想述べます。











本作はジャンルとしてはかなり欲張りで3言で表すなら伝奇風の 盗まれた街系の ループものです

伝奇もののひぐらし好きで 盗まれた街系映画とドラマが好物で シュタゲはアニメもゲームも楽しんだ自分の為に作られたような作品であり、ちょっと甘めの評価になってるであろう事をご容赦ください。


ループものというのは死んでリセットを安易に許してしまうと緊張感が損なわれますが、本作では1つの大きな縛りで回避しています。縛りはループ地点が未来に少しづつ進んでしまうところでデッドエンドがかなり近くに設定されていることからも緊張感はシュタゲを超えています。

また、シュタゲでは未来の改変が困難なことが作品の肝でしたが、本作では逆に変わりすぎるのがルールで、ループ後のシーンに毎度ドキドキさせられました。

シュタゲの志倉千代丸さんが参加されてるのもループもの協会の公認的な感じで良いのですが、後半クールの志倉千代丸さんテイストのオープニング曲はダサすぎて本作の大きなマイナスポイントかと思います。(後期のエンディング曲は自分はバブルの時からのお気に入りの誰も知らないTikToker歌手りりあさんで今回も優しい歌声に癒やされました。)

また、悪役側がシデ1人になってからのバトル漫画展開も本作が傑作未満になってしまった大きな要因では無いでしょうか?それまでは知能バトル要素が強めで先の読めなさがワクワクドキドキ感を高めていたのですが、ハイネの改心はちょっと早すぎたのかと思います。

とにかくハイネとシデの最強コンビが解消されるまで闘いはかなり引き込まれるものでJOJO第3部、第4部でのDIO、吉良との戦いに近いものがあり、名作レベルだったと思います。

本作はキャラクターが記号的では有りますが複数のキャラが魅力大で、なかでも影澪は本作で最も魅力的なキャラクターでした。影澪が主役のスピンオフ映画でも万が一に作られれば観に行きたいと思います。
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