ヒカル

サイバーパンク エッジランナーズのヒカルのレビュー・感想・評価

4.0
ポーランドのゲーム会社CD Project REDのオープンワールドARPGサイバーパンク2077のスピンオフアニメ。アニメーション制作はTRRIGERでエヴァで有名なガイナックスの分家的な後継会社で本作はTRRIGERとしてはキルラキル、プロメア以来に話題となりましたので、視聴。

ちなみにゲームは世界売上2500万本超で開発費400億円のGTAシリーズに次ぐ規模の超大作ですが、未プレイです。貧乏かつ積みゲーが数百本有るので全部入りが3000円くらいになったらプレイする予定です。(現在は昨年末に安売りで購入した3年前のインディーのゲームオブザイヤー作ハデスを125時間くらい遊んでます。)

感想は面白かったが、既視感強めという感じでした。サイバーものは攻殻機動隊という偉大な作品が存在しているので比較となってしまうのは仕方がないのですが、数十年経ってもやはり負けてるかと思います。

本作で009のような加速装置のギミックがあり、主人公の主たる能力となっており、そんなに早く動いたら躰がバラバラになるやろと思いながら観てましたが、視聴後調べると、実は周りの時間経過がスローになるとの事です。サイバーというより超能力でワールドかよと更に萎えました。

もう一つ萎えたのは本作は3DCGアニメが活用されてるのですが、その視点変更の容易さ故に決め技みたいなシーンで3カットくらい視点を変えてリピート再生されるのですが、作中で最もダサくスピード感を損ねる演出かと思いました。最悪なのはとあるキャラが殺されるシーンでも使われており、アホかと呆れた次第です。

ただ、良いところもたくさんあり、スラダンのリョータっぽい主人公やヒロイン他のキャラデザ、音楽、オープニングアニメーション、ゲーム風の英語ふきだしつき会話、主人公の通学路のスラム描写、サイコ化の表現など秀逸で新しい表現も多いと感じました。

本作はゲーム内で聖地巡礼できる程ゲーム内設定を忠実に切りとってるらしいので、ゲームをしてからまた視聴してみたいです。
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