【2021年春アニメ作品{全13話}】
AIの歌姫が紡ぐ、100年の旅路の果て。
そして、マツモト(CV:福山潤)の小気味よい喋りがクセになりつつある今日この頃。w
これは、進撃の制作を降りてまでwitが作りたかった作品って認識でいいのかな。
使命に生きるAIたちのヒューマンドラマ。
観て感じるものは人それぞれだと思うが、自分は終始悲哀に満ちた物語だったと感じる。
姿形、思考、振舞い、生き様…、傍から見たこれらが例えどんなに人間に近しかったとしても、やはりAIと人間は本質的・物質的に全く違うモノ。交わることは決してない。
そこに人間のような心を持ってしまったのなら尚更だろう。
あくまでAIとは、壊れて動かなくなるまで投げ出すことも逃げ出すことも叶わない絶対的な〈使命〉という頸木に囚われた虚しい存在なんだと、最後までずっと言われ続けている気がして。
ただただ悲しい。悲しすぎる。
自分には彼女の歌が悲しい叫びに聴こえてしまった。
時間遡行して歴史を修正するっていう、長月達平&梅原英司によるリゼロイズムを感じるシナリオに、神前暁が手掛ける美しい音楽の数々、そしてwit制作のハイレベルなアニメーション。
特にアクションシーンは一見の価値がある。カメラワークも滅茶苦茶凝ってる。
映像作品のクオリティとしては、流石としか言いようがないレベル。
SFの設定とかも変に小難しくなく、物語の構造的にも万人が観やすい作りにはなっていると思う。
EDのインスト曲が作品のギミックになってるのも秀逸だな。
でも自分はOP曲が一番好きかな。
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[主題歌]
OP
ヴィヴィ(八木海莉)「Sing My Pleasure」
ED
「Fluorite Eye's Song」
[劇中歌]
ヴィヴィ(八木海莉)「My Code」「A Tender Moon Tempo」「Fluorite Eye's Song」
ディーヴァ(八木海莉)「Galaxy Anthem」「Harmony Of One's Heart」
エステラ(六花)/エリザベス(乃藍)「Ensemble for Polaris」
グレイス(小玉ひかり)「Sing My Pleasure」
オフィーリア(acane_madder)「Elegy Dedicated With Love」
汎用型歌姫AI(コツキミヤ)「Happy Together」
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