最初は全く興味がわかなかった。なんかふざけたお色気アニメなんでしょ？と思っていた。主題歌が中川翔子とでんぱ組.incだと？音楽担当小室哲哉だと？と次第に外堀を埋められた僕は、おそるおそる初回を録画した。
な、何じゃこりゃ。突飛、キュート、予想外なシリアス路線、文学的、喋る猫、破滅へのカウントダウン、ダンスビートの劇伴、ヒャダイン作の見事な主題歌。そして、ED曲あゆみくりかまきの「蜜蜜蜜」（名曲！）にトドメを刺された。このイントロ🎸弾きたい！（そこかよ）
回が進むにつれて、さらに複雑に時間軸や視点が絡み合って、ダークなＳＦ映画を思わせる登場人物の生い立ち。未見の方々のために詳細もあらすじも控えるが、ストーリーが進んで知れば知るほど先が気になって仕方なくなる。
このアニメがなんとなく好きだったのは、ポップな絵柄や音楽と深刻なストーリーのギャップがツボだったのかな。予定調和を期待すると着地点がどんどんズレていくのが快感だけど、好き嫌いは分かれる作品かもしれない。
