tak

MIX MEISEI STORY 2ND SEASON ~二度目の夏、空の向こうへ~のtakのレビュー・感想・評価

3.5
80's 少年サンデー派だったもので、あだち充作品には思い入れがある。ましてや「MIX」は「タッチ」の30年後の明青学園が舞台なので、僕ら世代が真剣に見てしまう。緻密な絵のアニメに慣れた今どき世代にはウケないようで、
🤦🏻‍♀️長女「また作画コストが低いアニメ見てる。今どき、目が黒丸とかありえん」
🤦🏻長男「古(いにしえ)のコンテンツ」
と、お父ちゃん言われっぱなし💧。確かに赤井弟や夏野、吹奏楽部のヨシコあたりは難易度低そう。お前たちはこれしか知らないからそんなことを言うのだ。他のあだち充作品も見てみろ。もう誰が誰だか…(以下自粛)💧

2023年の夏は、本物の高校野球そっちのけで明青学園vs勢南高校にアツくなっておりました(恥)。今シーズンも僕ら世代がジーンとする要素があちこちに。「タッチ」にも登場する原田正平や勢南監督の西村勇が、ポツリと口にするひと言がいい。特に「失恋仲間」と自分たちをくくる場面なんて、お父ちゃんもうたまらん🥲

今シーズンは野球中心に話が進んでいき、最終回までこの流れかと思ったら、唐突に一人退場したのはびっくり😳。しかし翌日の描写が現実味なさすぎて、さらにびっくり。立花家の家計収入はどうなる?と余計なことまで考えてしまう。

素直になれない登場人物たちの伝わらない切なさは、あだち充作品の特徴でもある。最後の最後。投馬が音美に弱いところを見せる場面に思わずキュンとなる。わかってくれる身近な女の子の存在。男子の願望と言われたらそれまでだけどさ。

そして思いを背負って投馬はますます強くなるだろう。シーズン3はあるのだろうか。走一郎がますます脇に追いやられそうだ。

miwaのED曲ハルノオトが好き。ちょっと思わせぶりな女の子と、その手のひらで転がされる男の子の詩。あだち充の世界観。
tak

tak