このレビューはネタバレを含みます
Fate/Zeroから10年後の世界。
なるほど、ウェイバーって恩師から聖遺物を盗んで、日本への渡航費用も友人から借金して、そうして聖杯戦争に参加したんだぁ、って思いながら視聴を始めたよ。
10年でここまで老けます??????????
借金地獄だから??????
Zeroがあんまりピンと来なくてふわっと観てたんだよね。
もちろん、イスカンダルの下りは大泣きしたけれど。
こちらも結局、ちゃんと名前が覚えられたのはグレイちゃんくらいで視聴を終えてしまったよ……。
借金のカタ? に、時計塔で「ロード・エルメロイ」の名を継ぎ、「II世」と認識されるようになったウェイバーが、魔術がらみの事件の謎を解いていくって話なんだけれど、基本的にFateの世界観での魔術の知識を知らないと推理が解けないから、そんな常識が当然ない視聴者としては、一緒に謎解きもできず、自分は置いてけぼり感を味わったかなぁ。
Who done itではなく、How done itを思考ベースにすることを何度も求められる本作だけれど、それすら魔術知識が必須だから、手も足も出ず、披露された推理を、はあ、そうすかって享受するしかない状況にストレスが、ものすんごい。
結局、遺された術式とか魔術とかをグレイがぶん殴るっていうワンパターンな展開に押し込められて、あっ、はいってなっちゃった。
あと、女性陣のわざとらしい演技が聞いてて疲れるのよね。
グレイには色んな秘密があるみたいで(墓守? アルトリアを模して人工的に作られた???)、小野大輔さんが演じる口が悪くてうるさい礼装のアッドも気になるっちゃあ気になるけれど、その展開が繰り返されるだけなんだろうなって思ったら、原作に全然手が伸びないのよ。
レイル・ツェッペリンのアニメ化が2019年とかで、原作は完結してるのに続編アニメがないってことは、そういうことなんだろうな、って。
FateはUBWが好きなんだよなぁ。