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ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGAのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.8
「スマイル、スマイル!」
年始にショーも観に行った。生ケンゴ、生イグニス見れた。ちょっと席が遠かったけど、逆にすぐ後ろにメビウスやってきたり、大満足。嬉しかった。
ウルトラマンはTVシリーズとリアルなショーを並行して観ることでさらに熱が上がる。

ウルトラマントリガー、ティガの流れを汲む超古代の光の巨人。

「トリガーは光であり、闇である」

ティガの時もそうだが、“光”の巨人である以上、常にその“闇”との戦い。しかし、彼もまた“闇”でもある。

マナカケンゴ、彼はその“光”であり“闇”でもあるトリガーに変身し、“光”の世界も“闇”の世界も、善悪関係なく、笑顔にしたい、みんなを明るくしたい、ただそれだけで立ち向かっていく。

この「スマイル、スマイル!」の合言葉。
最初はどうしても不自然さを感じずにはいられないが、最後の方は何か“魔法の合言葉”みたいになってて良かった。

堅物の隊長とか、イグニスとか、アキトとか、普段そんな言葉口走らないだろう人たちが掛け声のように、自分や周りを鼓舞するように、奮起するように口にする様はなかなかグッと来た。

もともとティガが大好きなんだけど、このトリガー、めちゃくちゃかっこいい。
ティガは顔が小さめでスマート。トリガーもそれに習っていてすごくイケメン。

そして、歴代のウルトラマンの中で唯一、かな、足が青紫。
最近のウルトラマンは、銀、赤、青など、プロトタイプの時点で数色あしらってるのがデフォルトだが、それらの中で、唯一足が青紫。

その青紫のブーツ履いたみたいになってる配色がイケメンをさらに洗練してる。
そもそも青紫が多めだし、イメージで言うと戦隊モノの青レンジャー系のスマートなキザイケメン系の雰囲気も漂ってる。

そして、イグニス。
今回の「敵なのか?味方なのか?」的な存在。
宇宙を股にかける極上の宝を求めるトレジャーハンター。故郷をヒュドラムに滅ぼされてる過去を持つ。

最初は裏切ったり、行方をくらませたり、目的よくわかんなかったり、急に現れたり、何かと謎が多いキャラ。
それが後半から“闇”の力を手に入れてからの、本作におけるポジションと雰囲気。魅力的。

トリガーダーク。
イグニスを介して、そういう展開にしてくのは、それはそれであり、か。

自分の故郷をヒュドラムから守れなかった悔いの念をベースに、地球の笑顔を守ろうとするGATZセレクトやケンゴたちの直向きな姿と共鳴していく流れはテッパンでアツい。

カルミラ、ダーゴン、ヒュドラム。
今回のヒール役3人。仲が良いのか悪いのか。

トリガーと同じタイミングで目覚め、地球にある超古代のパワーの源“エタニティーコア”の力で世界、宇宙を再び闇の世界に陥れようとする。

それぞれキャラが立ってて良い。
カルミラの“闇”のトリガーへの執着心、マナカケンゴへの嫉妬心はなかなか鬼気迫る。
ダーゴンのピーク第23話『マイフレンド』は、ちょっと泣ける。

「スマイル、スマイル!」もあり、前半は思ったより軽い感じで少し不安もあったけど、後半はやっぱりティガの流れを踏襲してきた。
“闇”があり、“闇”を乗り越え、“光”であり“闇”となり。

ラスボスもティガを彷彿とさせ、その話の展開や戦い方もその時のことを思い出す。

前シリーズ、ウルトラマンZも好きだったけど、ティガが好きな時点でここ最近のウルトラマンの中では1番応援したくなったシリーズ。
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