MeiHong

君、花海棠の紅にあらずのMeiHongのレビュー・感想・評価

君、花海棠の紅にあらず(2020年製作のドラマ)
4.5
原題:鬓边不是海棠红
英題:Winter Begonia
配信:2020年
全49集


1930年代の北平(現在の北京)。
京劇の人気俳優の商細蕊は、気性が激しく頑固なため、同業者の中にも多くの敵を抱えている。ひょんな理由で商細蕊の舞台を見ることになった豪商の程鳳台は、客に難癖をつけられている細蕊を救う。その夜をきっかけに2人は友情を育んでいくが、鳳台の妻はそんな夫の変化を快く思っていなかった。そんな中、日中戦争が勃発。過酷な戦火の中、更に二人の絆は深まっていくが―。


”中華ブロマンス”と言えば、「陳情令」「鎮魂」「成化十四年」に続き名を連ねる「君、花海棠の紅にあらず」だったのですごく気になっていた作品。
いやーーー………良い!良いんだけど、切ない!49集完走したけど、胸が張り裂けそうだ………
誰にも入り込めそうにない商細蕊と程鳳台の関係性がすごく良い!!!ドラマでの2人は絆なのか愛なのか何で結ばれていたのかは分からないけど、何だっていい………尊い関係………😇

大学は史学科卒の私ですが、戦争の歴史が苦手で目を逸らしてきたくらいなので日中戦争が激化してからの物語が本当に辛かった。
小来の結末とか………
日本人は本当にこんなことをやっていたのか。本当に辛かった………
でも、日本語はどうにかならなかったのだろうか………笑
日本人の私でさえリスニングできない日本語喋ってる人いたぞ笑


彩度を抑えた画面。
どんな画面を切り取っても美しい。物語が進むにつれて辛い場面もたくさんあるけど、目が離せなかった………
京劇はまったく知らないし、見たこと無かったけど、衣装やお化粧の美しさにうっとりさせられた。
京劇の魅力に圧倒される。


気になった登場人物と演員さんたち🇨🇳
○ 商細蕊:尹正
商細蕊役に尹正をキャスティングした人、天才。1番美しい女形だった。誰よりも美しい。女性が演じる女形よりも美しいって何事。神々しかった……
ほっぺたぷくぷくで(暴れてなければ)可愛らしくて姫な商細蕊だったけど、素顔の尹正は姫じゃなくて王子様だったの本当にたまげたわ。めちゃくちゃイケメンでびびった😳
奇行(発作?)のシーンの迫力が凄い。

○ 程鳳台:黄暁明
大人の男性だった………あのお決まりの余裕の笑みがカッコイイ。たまにブチ切れると本当にびっくりする笑
尹正と10歳近く離れてるのびっくりした……だから色気と大人の余裕があるのかな………かっこよかった。

○陳紉香:檀健次
まさかの結末を迎えることになった陳紉香。その結末にかなりダメージを受けたけど、株を爆上げして退場して行った。遊んでそうに見せかけて一途じゃん………すごく好きな登場人物。商細蕊を時には庇ったり、実力を認め合う仲だったんだろうね。
檀健次の女形も美しかった……

○周香蕓(小周子) :黄星羱
ドラマ中盤で登場する小周子。四喜儿に虐待されて弱々しく泣きそうになってた子だったけど、舞台に上がったら一変。尹正様とはまた違った美しさを持つ女形に!どちらかと言うと美しさよりも可愛らしさのある女形だった。
終盤は貫禄も出てきてかっこよかった!
なんだこの可愛い子は!と思ったら素顔は可愛らしさもあるけど、これまたイケメンだった………まだまだ若い(現在18歳)演員さんだから今後にも期待。

○俞青:高雨儿
高雨儿ちゃんの出演した作品だと「鎮魂」と「幻夢追凶」を観たけど、彼女は本当に演技力のある女優さんだと思う。そして大きいくりくりの目が印象的な美人さん。尹正様が美しすぎて目が行ってしまうけど、高雨儿ちゃんの女形も可愛くて美しかった☺️
今後も追いたい女優さんです。


OP:「鬓边不是海棠红」
ED:「此生」
物語に合った楽曲だった。特にオープニングが好きでダウンロードして聴いてる😄
MeiHong

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