『君は私の春』という邦題のイメージ、Netflixのキラキラしたタイトル画、1話のあらすじからして男2×女1の癒し系ラブストーリーかと思いきや全然違った！
子供の頃のトラウマを抱えた3人が殺人事件の発生したビルに集まったことから始まる物語。
ミステリアスで神秘的な演出。独特のカメラワーク。すごく好きな感じ。良い意味で裏切られた。
”瞬きしない正気の仮面”ソシオパスの俳優さん、初めて知ったけど凄い存在感。
悪役（？）が魅力的だとドラマのクォリティがぐっと上がる。
キム・ドンウクは安定の安心感。
真っ直ぐな眼差しと、淡々としててどこか哀しげなナレーション。このドラマの雰囲気と合ってて冒頭から惹き込まれた。
3人の過去と殺人事件の謎メインでこのままシリアスな雰囲気で進んでいくのかな。
2話にして既にかなりの伏線が散りばめられてる感じ。何かを暗示してるかのような構図のカットが多いのも気になる。
サスペンス好きはハマるはず。
と同時に、タイトル画のあの笑顔に向かって物語が進んでいくと思うので、恋愛系好きな人も途中で脱落するのは勿体ない。
『ヴィンツェンツォ』『トッケビ』のtvＮ×スタジオドラゴンだから今後いろんな要素絡めてくるかも？？
2話ラストでまさかの展開( ；∀；)先が全く読めなくなった…
今後の配信がめちゃくちゃ楽しみ！
2021.8.25追記
最終話まで終了。後半に進むにつれ分かりやすいくらいに失速。
初回から多数散りばめられていた伏線が未回収、恋愛パートとサスペンスパートがどんどん乖離してもはや別ドラマ、前半に多くあった斬新なカットや演出が激減、セリフによる説明描写であっさり解決などなど。
脚本家さんが歌の作詞をしているだけあって個々のセリフだけを切り取ったら素敵なんだけど、作品全体の評価としては高くつけられなかった。
ユン・バクさんの演技力の凄さだけが印象に残った。
