大ヒットドラマ『シグナル』『キングダム』の脚本家キム・ウニ作家の最新作ということで少し遅くなったけど視聴。
キム・ウニさんは前作『智異山』で大コケしているので名誉撤回がかかってたドラマだったと思うんだけど、期待が大きかったせいか人物描写やテーマの掘り下げ、オカルト世界観の作り込みやルール設定の整合性など全体的に物足りなかった。
序盤はかなり期待できる始まりだったんだけど中盤で色々と粗が出てきて雑になった気がする。
殺人事件はすべて怨霊の仕業という何でもアリ設定はキャラクターの掘り下げと一貫した明確なルールをブレずに突き通せるかが大事だと思うんだけど、中盤あたりからご都合主義的展開や矛盾が目立ち始めて冷めてしまった自分がいた😂
怨霊とゾンビの違いはあれど、そこをブレずに緊張感もって全編駆け抜けた『キングダム』には及ばなかったし、主人公3人のキャラクター内面描写や関係性がしっかりと描かれ、それぞれが魅力的だった韓ドラオカルト同ジャンルの『客ザ・ゲスト』のように惹きつけられるキャラクターがいなかった。
レビューで★評価つけようとするとどうしても比べてしまうんだよなぁ…
神父が民族学者に変わっただけで、刑事と中心人物、そもそも３人の設定が似ているし、この３人が別々に行動していたことが最終的に一つに行き着くとか客ザゲストを意識したかのような展開もあったけど、そうやって似せると余計に比べてしまう💦
ラスト3話はがっつり謎解きミステリーに寄せてきたことで勢いぶり返したけど、欲を言えば最終話ラスト近くで桜の舞うサニョンとホンセ2人のシーン。淡くて美しくて、余韻と希望のあるシーンだったけど、ホンセの「あの日のようだ」というセリフのところで10代のあの初雪の日のフラッシュバック挿し込んで欲しかった🥹演出も物足りないなって感じるところがちょいちょいあった。
客ザゲ再鑑賞したくなって見ようとしたらNetflixの配信終わってた😭スタジオドラゴンだし名作なのに...
