Cisaraghi

彼女はキレイだったのCisaraghiのレビュー・感想・評価

彼女はキレイだった(2015年製作のドラマ)
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パクソジュン目当てで観始めたら、チェシウォン出てるじゃないですか!この第2の男、チェシウォン演じるキム記者は、ある意味第1の男パクソジュン以上に魅力あるキャラクター、この二人に思われるヘジナ、どんだけ果報者~!ですよね、これは。でも、不思議とそれが嫌味にならないファン・ジョンウム、嫌いじゃないかも。「~ゴスミダアー!」みたいな語尾を上げる体育会系的でバンカラな喋り方(日本語で言えば、「あざっしたあー!」とか「~ましたあー!」的な?)けっこう好きです。
 しかし、ソバカス赤ら顔を消すだけで顔ってあんなに変わるんだというのをあらためて発見。ヘアメイクだけでなく、最初相当ダサかったファッションが、だんだんと垢抜けてきてすごくお洒落になっていくのも見どころ。ショッキングピンクのモコモコしたコート可愛い。

それにしてもチェシウォンですよ、この韓国人離れした髭の濃さ、笑うと思いっきり口角が上がるチャーミングな口元、どこまでもフザけた陽性の軽いキャラ、かと思えば一瞬見せる真剣な顔がめちゃくちゃ男前、キミはバズライトイヤーか?このチェシウォンを見られただけでも、このドラマを観た価値はある。

キム記者やヘジナに比べると、ソンジュンのキャラはイマイチ輪郭が掴みにくかった。上司としては高圧的で部下を萎縮させるタイプ、こういう自由で柔軟な発想が必要とされる職業では特にNGなのでは?と思うけれど、ヘジナにガッツリ言い返されたところがターニングポイントだったのだろうか?最後の方の甘えてデレつくところなどは、見ている方が恥ずかしくなったが、このカップル成立した後のイチャイチャラブラブなシーンをしっかり見せてくれるのは、もしかして韓流恋愛ドラマの定石?それにしてもパクソジュンの少しのムラもない象牙色のお肌がホントお美しいこと。

あと、ロケ地の紅葉が最高に綺麗だった!韓国の紅葉は日本より寒いからか、色とりどりで実に鮮やか。ピクニックに行く公園、ヘジナがハリと離れて暮らす町。ソウルの街中もキレイな場所、印象的な場所がたくさんピックアップされていて、すぐにでも韓国に行きたくなるドラマですわ、折しも秋…。ちなみに、あの焼肉屋のおばさん、編集長ですよね?何気に歌声がすごかった。
 発展した韓国社会の姿が多く見られたけれど、TENの出自は、韓国社会がいかに日本と異なる戦後を歩んできたかを象徴しているようでドキッとした。

若干長くてくどかったヘジナとミンハリの仲好しシーンも、ドラマだから時間あるしまーいーか、仲好きことは美しき哉、と。ミンハリが勉学に楽しさを見出だして生き生きしていく様はとてもよかった。ヘジナの方は、会社を意外にあっさり辞めてどうやって収入を得るのか謎だったが、絵本を作るための共同製作・共同生活の生活費はどこから出るのだろう?絵本1冊出したくらいでは、大した収入にもならないと思うのだけれど。持ち出し?結婚前提で選べた選択肢なのだろうか?

ラストもよかった。キム記者の伏線回収、あれは有名なシーンらしい。そして、お子ちゃまのお顔はあまりにも◯◯にソックリ!笑った笑った! 
 子供の頃の初恋の人と結ばれるというのはいかにも少女漫画にありそうな話だけれど、古典文学的鉄板ロマンでもあって、初恋の人を一筋に思い続けるイケメン・ソンジュナはそのロマンを体現する存在ってことで、やはり鉄板でしょう。
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