このレビューはネタバレを含みます
｢私たちはファミリーですから｣
に特に深い意味がなかったのが残念。
犯人発覚前まで面白かった。推し主演だから当たり前に鑑賞予定ではあったけど、ひさしぶりに日曜劇場を楽しんで観てた。
何回も誘拐事件に巻き込まれて、プロになりつつある主人公たちってのが新鮮で面白い。でも逆にその新鮮さから、結末に関して過度に期待し過ぎてしまったのかもしれない。
案外思ってたまんまで犯人に意外性はなかった。メインキャラクターなのに富澤さん全然喋んないし、最終回直前で急にメガネはよく喋るし…
あんなに考察で盛り上がってたのに、伏線とかそんなに関係ないオチ笑 メンツ的に富澤じゃね？富澤なら不倫関係のもつれとかでの犯行じゃない？って言われてたのがまんまだったのが、もう一捻り欲しかったところ。
マイファミリーのタイトルの通り、"家族"の一員である誰かが"家族"を取り戻すために仕組んだ緻密で計画的な犯行なのかと思いきや、不倫バレたこりゃまずいの気の動転で咄嗟に起こした犯行なのが、本当に残念過ぎた。
タイトルの通り、それぞれの家庭に"家族とは"を考え直すきっかけにはなったと思うけど、まぁ家族の一人が誘拐されれば必然的にそうなるし、家族をより尊く思うようになるのは当然だわな笑 最後の死と生の対比は陳腐だな〜という感じ。
それにテセウスの前例があったから、犯人がわかってからいまいち盛り下がってしまった。
日曜劇場っていう大物俳優出演枠なのに、そこまで演技経験のない芸人に出演していただき、犯人役にキャスティングしないといけない契約でも、各事務所にさせられてるのか。
いくらそれまでがすごく面白かったとして、最終回(結末)が微妙だと感じさせたらミステリー系は失敗だと思う。テセウス以来にそう強く思ったドラマだった。
