ソラアユム

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌のソラアユムのレビュー・感想・評価

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(2022年製作のドラマ)
4.8
題名:ウ・ヨンウ弁護士は天才肌
鑑賞日時:2022年8月24日
鑑賞方法:NETFLIX
評価:4.8(MAX5.0)

『あなたの様な弁護士に味方になってもらいたいです。』
 

鑑賞期間:2022/7/4~2022/8/24
2022年26本目

【良】
・異次元のパフォーマンス
 EP1の冒頭から圧倒されるパフォーマンス。自閉症スペクトラムの弁護士ウ・ヨンウというキャラクターが、文字通り憑依しているとしか思えないパク・ウンビンの異次元の演技に脱帽。目線の運び、手や指先の動き、歩き方、首の傾け方、表情、全てが素晴らしくキャラ造詣の深さに毎エピソード感心させられます。本当にすごい…稽古でどうにかなるものとは思えないのですが…

・骨太な法廷劇
 リーガルドラマとしても、かなり見応えがありました。ウ・ヨンウが法律の条文すべてを暗記していることもあり、度々引用しては、相手や仲間、上司、判事と議論する展開が多いです。条文の改定日や、語順変更による、解釈、ニュアンスのわずかな変化から勝機を見出したりと、並のリーガルドラマでは到底考えられない手段で、裁判を切り抜けていく様が圧巻です。法に真正面からしっかり向き合った超正統なリーガルドラマと言えるでしょう。
 
【悪】
・後半少し失速傾向
 リーガルドラマ、ロマンスのバランスが前半は好みなのですが、後半にかけてロマンス&人間ドラマ要素が多く、法廷劇の要素が後退気味な気がしました(『笛吹き男』~『済州島の青い夜』あたり)。

【総評】
 またもや、韓国ドラマのクオリティの高さにやられてしまいました笑。昨年配信ドラマの覇者(ソラアユムプレゼンツ)『ヴィンチェンツォ』に引き続き、今年も韓ドラがNo.1となるか…


以上