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キリング・イヴ/Killing Eve シーズン1の消費者のレビュー・感想・評価

4.3
MI5の事務官、イヴ
彼女は立場上、捜査に深くは関わらせてもらえなかったが暗殺者好きが高じて抜群の推理力を持っていた
そんな彼女は暗殺の被害者男性の彼女を警護する役目を任されていたが暗殺者が隙を突いて女性だけでなく病院に勤める人々も巻き添えに殺害した事で責任を問われ解雇されてしまう
だがイヴの推理力に一目を置いていたMI6で伝説を残してきた女性、キャロリンにリクルートされ組織外の独自チームに入る事に
やがてチームは暗殺者の正体へと近付いていく
彼女の名前はオクサナ、もしくはヴィラネル
ヴィラネルは天才的な殺しの手腕を誇りこれまで隠密に数多の暗殺をこなしてきたが彼女の犯行は自らの力を誇示するかの様に徐々に大胆な物となっていく
そして互いの存在に気付いたイヴとヴィラネルは共に相手を追跡し合う内に奇妙な絆で結ばれていく…
というあらすじのブラックコメディなクライムサスペンス

本作はまず何より登場人物達のキャラ立ちが素晴らしいのとテンポ良く進む展開の中で笑いと緊迫した場面が交互に繰り広げられつつもどちらかに偏り過ぎない優れたバランス感覚が絶妙だった
話が進む毎に一連の事件と捜査の裏に隠された真実が少しずつ明るみになっていく早過ぎない進行や一筋縄では行かないそれぞれの捻れた関係性も面白い

この手のクライムサスペンス作品では珍しくアジア系のサンドラ・オーが主役を演じている事に興味を惹かれ鑑賞を決めたが大当たりだった
キャストの容姿や恋愛要素などに依存せず癖になる世界観が繰り広げられていて完全に自分好みの作品
以降のシーズンがどうなっていくのかが非常に楽しみ
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