ヨーロッパ企画のダメな部分が分かりやすく露呈していた気がする。仕組みその物自体が前に出過ぎちゃって肝心なストーリーとか人物描写ができていないのでずっと乗り切れないままで終わってしまった。
主人公が”つじつま合わせの達人”で「つじつま合わせますから！」と不自然極まりないセリフを高頻度で吐くし、見ているとそれ辻褄合わせるってことじゃなくない？と思うようなことしかしていない。伏線もバレバレだしタイムスリップものを人生で初めて見る人以外はこの仕組み自体に楽しめないのではないか。
あと主人公が恋に落ちる理由が全く納得いかない。というよりも理由がほぼない。なんか知らんうちに両想いになって体制側に反旗を翻しだすからこっちは常に置いてきぼりなんですよ。航時法違反は世界の崩壊につながるらしいですがその割には管理ゲロ甘だし全体的に危機感が全く感じられない。その空気感でユルさを表現しているつもりでしょうがずっとイライラしながら見てました。
