シバザキ

ジェントルメンのシバザキのレビュー・感想・評価

ジェントルメン(2024年製作のドラマ)
4.0
 ガイ・リッチーの同名映画はそこそこ好きでしたが、同じ名前でネトフリでドラマ作るときいたときは正直「なんで?!」としか思えなかったんですけど、こっちもちゃんと面白くて安心。「なんで?!」の気持ちは拭えないけれども。
 ちゃんとガイリチ成分が濃厚で、しっかり悦のある質感がシリーズ全編にわたっていてよかった。ユーモアセンスや演出など久しぶりにここまで濃厚なガイリチ成分を味わったかも。キャラクターもよかったですね。特にヘンリー・カヴィルとベン・アフレックを足してアホにしたような顔をしているお兄ちゃんと、アン・ハサウェイとヴァネッサ・カービーを混ぜたような顔をした管理者のねーちゃんがかなりいい。だめ兄貴であることを自覚しつつも、ちゃんとしょーもない人間であるので最後の最後までは憎めない。このバランス感覚は意外と難しいですよ。
 映画版には”ガキ相手にサブマシンガンをぶっ放して威嚇するチャーリー・ハナム”やジャージマフィアなどインパクトのあるシーンや設定があったけど、ドラマ版は善くも悪くもそこは薄れてしまったかな。それでも1話のチキンやジミーの顔など印象的なところはあったけどね。
 ジャンカルロ・エスポジートをこういう題材で出すってことは”そういうこと”ですよね⁉️とか思っちゃうけどこの人ドラマシリーズに出すぎなんだよ。
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