すっげー面白い！ギンガやビクトリーが思った程乗れなかったので、Xは第一話から杞憂を吹き飛ばしてくれたわ。
1話の冒頭からいきなり心を鷲掴みにされた。ウルトラフレアによるスパークドールズの怪獣化。ペスターらの暴れる姿は正にファンの見たかった図案であり期待値が上がった。
防衛チームXIOの存在も良かったし、ウルトラマンと一体となる大地が、理系の大人しい青年だというのも新鮮だった。
毎話、怪獣の出現に対し科学的考証を行う側のキャラクターなので、物語の説明役を主人公が兼ねているのも良い設定。これによりスパークドールズの設定も活きたと思う。
初めてウルトラマンの身体を得て動揺するシーンもとっても面白かったし、だんだん成長していく様も自然だった。大地とXの掛け合いも話が進む毎にテンポも上がったのが良かった。
XIO開発によるモンスアーマーも面白い設定。
サイバーゴモラも良かったし、メカゴモラとの夢の対決もウハウハだったわ。
バンダイがスポンサーなだけにアイテムがオモチャっぽくなるのは仕方が無いのよ。その制約を上手く設定に活かす創意工夫が素晴らしい。
（エクシードエックスのエクスラッガーを毎回ピロロロロンと鳴らすのはちょっといただけなかったが）
ナックル星人バンデロとブラックキングの回にはゼロが登場。ルイルイのキャラが最も立った回だと思う。
“われら星雲”や“Xio密着24時”のギャグ回も最高！しかも特撮面で妥協無い造りなのが高感度大だわ！
М1号の回も唸らされたわぁ〜。
神木隊長がゴメス相手にシャドーボクシングを始めたのは、ジャイアントロボの中条長官かいって思いっきりツッコんだわ（笑）
橘副隊長がネクサスに選ばれ変身したのもビックリ！元タカラジェンヌの月船さららがウルトラマンになったのは感慨深かったわぁ。
それに最終回デマーガのインパクトたるや！最終回怪獣に相応しい“ヤバい奴”だったわ。初代のゼットン、ティガのガタノゾーア、メビウスのエンペラ星人に匹敵する絶望的なまでに強いラスボス。最終回はこうでなければ！という理想的なカタルシスを味わえた。
