見たもの全てを記憶してしまうタク(RUI)は、情報が頭の中でパンパンになるのを防ぐために、なるべく下を向いている。音楽は頭に蓄積されないため、情報を整理するためによく歌を口ずさんでいて、タクの歌に同級生のミック(TAIKI)とヨウジ(KANON)はラップで参加したり、ハモったりして遊んでいた。
ある日、3人がコザで不良高校生軍団・中山コザ連合のボスでとてつもなく強い我那覇龍(津波竜斗)に絡まれる。そこへタクの父親・瀧田広樹(池田鉄洋)の双子の弟・アンガマこと、瀧田浩一(池田鉄洋)がやってきて間に入るが、何故かラップ対決することになり、我那覇龍の弟で中山コザ連合代表の我那覇琉唯・通称ビームくん(edhiii boi)とラップバトルを始める。
ビームくんがラップで圧倒し、タクのラップとは呼べない代物に、オーディエンスや中山コザ連合たちがヤジを飛ばすと乱闘が起こる。ミックが鬼神のごとき戦いをするも、多勢に無勢でやがてミックとヨウジは劣勢に…その時、突然タクが歌いだすと、美しい歌声に皆が注目し、乱闘は収まり即興の歌を聞いたオーディエンスたちは涙を流す。タクの歌により、我那覇龍に認められ、タク、ミック、ヨウジにまた新しい仲間が増えて―