ヴレア

高嶺の花のヴレアのレビュー・感想・評価

高嶺の花(2018年製作のドラマ)
2.4
出だしはかなり勢いがあって期待したんだけどねぇ、そこはやっぱり野島伸司。癖が凄い。

あと、これは最近のドラマ全般に見受けられる事なんだけど、とにかくリアリティー無視で目まぐるしく展開させて、次はどうなるのか?という興味だけで視聴者を引っ張る悪いパターンですよ。

このドラマなんか華道の世界を描いているんですけど、ほんとにその業界の取材をしたのか?と疑いたくなるほど、適当に描かれているんですよ。ほんとにそういう世界だってんなら話は別ですけど、絶対こんなの現実にありそうもないんでね。どこかお伽噺を見ているような感覚だった。

結局このドラマのやりたいのはラブストーリーなんだなってのが見え見えだし、華道なんてお飾りに過ぎない。そのラブストーリーってのも今流行りの?草食系男子と美女というね。まあ、それ自体はいいんだけど、只でさえ薄っぺらな内容を厚くするためなのか知らないけど、自転車で日本一周する中学生が毎回出てくるんですね。何か意味あるのかなー?と思ったんだけど、全然意味なくて驚きでしたね。何の為に出したのか狙いがわからなすぎでした。

結論、華道の面白さは全く伝わらないばかりか、ラブストーリーとしても陳腐な上、メッセージ性があるわけでもなく、何か感動を得られるわけでもないというドラマだった。
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