へちょりーの

半沢直樹のへちょりーののレビュー・感想・評価

半沢直樹(2013年製作のドラマ)
4.8
2020年7月から7年振りに続編が放送されるということで、一気に再視聴。
本ドラマは「オレたちバブル入行組」をベースとした「第一部/大阪西支店編」と、「オレたち花のバブル組」をベースとした「第二部/東京本店編」の前後半二部構成となっている。

なんと言ってもこの作品の醍醐味は「痛快さ」だと感じる。
日本人が古来から好む「勧善懲悪」をベースに、四面楚歌状態から糸口を見つけ解決・反撃へ転向していく半沢の姿に憧れてしまう部分が多いのである。
(実際では犯罪スレスレな部分も多く、絶対に再現不可能だろうが。笑)

この第一期では家族にもフォーカスが当てられており、感情にグッと訴えかけられる演出も多く見られる。

そして半沢直樹といえば、歌舞伎俳優陣による怪演が代名詞となっている。
香川照之(市川中車)、そして片岡愛之助のキャラの癖が強い過ぎる。笑
しかし、それがこの作品を確実に見入ってしまう要因となっているので、さすがである。
さらに、この2人に引けを取らない堺雅人の演技も素晴らしいのである。

2010年代の名作ドラマの1つと言えるだろう。