湾岸署のスリー・アミーゴス

署長 神田総一朗(北村総一朗)
副所長 秋山晴海(斉藤暁)
刑事課長 袴田健吾(小野武彦)

彼等のスピン・オフ３部作の２作目
劇場版が公開される度に製作され公開前に合わせて深夜枠で放送された

３人が深夜の署内を巡回警備しつつ署長の自伝の執筆の手伝いや湾岸くんのマスコット製作、ドラマの名場面を振り返ったりする🚓

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新作の公開にあわせて、鑑賞。

踊る劇場版の宣伝も兼ねたミニドラマシリーズ第2弾。湾岸署の深夜巡回を行う幹部三人組"スリーアミーゴス"。署長の自叙伝執筆も兼ねて、彼らは署内で起きた過去の事件を思い出していく……。

前シリーズ同様、本編後には、亀山Pが登場する内輪的な寸劇｢プロジェクトKが出来るまで｣も収録。

映画のヒットで予算が上がった影響もあってか、豪華な署内セットを活用して撮影が行われており、各所を巡るごとに現れるゲストも見所のひとつになっていた。

オフィス(遠山俊也)→取調室(水野美紀)→廊下(佐戸井けん太)→応接室(甲本雅裕)→オフィス(小林すすむ)というようなカメオ出演を含め、画的に賑やかになっていたので、第1シリーズに比べると、かなり見やすくなっていた。

過去エピソードのダイジェストがメインで本筋は皆無に等しいが、劇場版2を見ていると楽しめる小ネタも多数。

湾岸くんのデザイン制作秘話や署長の自叙伝｢プロジェクトK｣(劇場版2の国際版には本作を映像化したインタビューが収録されている)にまつわる話、婦女連続暴行事件に関しての発言などなど、映画とあわせて見るとより楽しめる内容にはなっていた。

また、今回は、本作と同時リリースとなった｢舞台も踊る大捜査線 ザッツ!!スリーアミーゴス｣も鑑賞したのたが、個人的には、こちらの方がかなり好みだった。

劇場版2から数日後の署長室を舞台に、課長・副署長に栄転のチャンスが舞い込んだことで起きる"スリアミ解散の危機"

亀山プロデューサーを含む様々なゲストが登場するシチュエーションコメディで、映画の後日譚的な要素(署長のラブメール事件への処遇、重症を負った恩田刑事の近況など)に加え、過去エピソードからの小ネタも多数あり、ファン必見の内容となっていた。

まるで吉本新喜劇のような作風なのだが、部下のために署長が物申すクライマックスなど、ドラマ版の魅力を踏襲した部分もあり、深夜も踊る大捜査線シリーズよりも数倍面白かった。

署長室の本棚から出現する液晶画面、エレベーターから部屋までの通路を写すカメラ、劇場に設置されたモニターで明かされる小ネタなど、舞台装置としての面白さもあり、舞台らしい見所も多い名作スピンオフだった。

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