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コブラ会 シーズン2のBOBのネタバレレビュー・内容・結末

コブラ会 シーズン2(2019年製作のドラマ)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

シーズン1が抜群に面白かったので連続鑑賞。

シーズン1のラストから始まるシーズン2。コブラ会とミヤギ道空手会の戦いが激化する。

ジョニーとダニエルの個人的な確執があまりにも発展しすぎてやしないかと気になり始め、後半は少々盛り下がってしまったが、まだまだ面白い。既存キャラクターの深堀り、ジョン・クリースの復帰、サムのライバルとなる新キャラ・トリーの登場と、真っ当にストーリーを展開している。

"空手無先手"守りのミヤギ道空手会🇯🇵vs "STRIKE FIRST"攻めのコブラ会🇺🇸。エンタメ大好きアメリカ人には、地味な"型"よりド派手に"戦う"コブラ会の方がウケがいい。バズるから。コブラ会が主役なのに、ミヤギ道空手会に肩入れしてしまうあたり、やっぱり自分は日本人。

新コブラ会。最高にBaddassなのは最強を倒すことだ。No mercy but with respect. Sometimes show mercy.

参加するだけで褒められるような甘ったれた子供たちを叩き直す。過度なポリコレへのカウンターパンチじゃないけど、よくぞ言ってくれましたという気持ち良さがある。ただし、自己批判の視点もちゃんとあり、懐古主義にはなっていない。『ベスト・キッド』世代も『コブラ会』世代も共感しうる。

80's時々10'sのサントラが最高。さっそくSpotifyの公式プレイリストをお気に入り登録。80's映画らしいモンタージュシーンも良い感じ。"Show must go on"♪"You're the inspiration"♪

ジョン・クリーズ is Back(これまた俳優続投!)。Second Chanceを与えてくれた一番弟子ジョニーの情につけ込んで、旧コブラ会復活を虎視眈々と狙う。彼が一人でストーリーをかき乱す役割を担っているのだが、子供を軍人のごとく育て上げようとするなんて時代錯誤もいいところ。さすがに老害。これ以上過激になると、現実味がなくなって気持ちが離れてしまう危険性あり。「この道場に敗北は存在しない。」「戦争は終わらない。」

"タフで強く"なったと勘違いした"ルーザーズ"たちが凶暴化、コブラ会がカルト宗教化ギャング化し始める。危ないニオイがし始めた。第5話でのホークの蛮行は『ベスト・キッド』ファン全員を敵に回したはずだ。

ジョニーおもしろ傑作選。①パソコンは持っていない、オタクじゃないから。②音楽著作権には引っかからない、カセットテープを持ってるから。③#(ハッシュドポテト)コブラ会。④ペイトリアキー(家父長制)の体系化?俺もペイトリオッツは嫌いだ。

ダニエルが『GOT』に精通しているとは。『リチャード・ジュエル』のポール・ウォルター・ハウザー。

8,9.
HOT。ジョニーの夢から始まるプレタイトル♥️。サムvsトリーがバチバチで熱い。ラルーソ夫妻とジョニー&ミゲルママのWデート@メキシカンレストランは笑った。そんな偶然あるかーい!笑

10.
夏休み明け初日に高校で大乱闘。もうめちゃくちゃや(笑)。この撮影は楽しかっただろうなー。アリの出演を匂わせるラストが憎い。こんなん次も観るしかねーやん。
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