この１話での武田鉄矢の初登場シーンが、ものすごく脳裡に焼きついていてずっと忘れられない。

最近ハマっている「岸辺露伴は動かない」のドラマシリーズの演出をやってらっしゃる渡辺一貴さんが本作の演出をされていたとパンフで読んでおー！と興奮してしまった。

当時遊川和彦さんの脚本にハマっていたので見たのだったと思う。

リアル…ではないが、ものごとの裏側を読む視点に興奮し、登場人物たちのアツい心情に共鳴してテンション上がってた記憶。

余談。
上記の武田鉄矢登場シーンを見ていた時、脳内で夢枕獏の文章が流れていた。
原作という訳ではないのだが、鉄矢の圧倒的・暴力的な空気感。
それが夢枕獏節の特有の呼吸・生々しさにリンクしてしまった。

岸辺露伴では、コミックから映像への落とし込みがすばらしくセンス良く、単なる実写化に止まらない、2次元と3次元をつなげるチャンネルを持っている人だなと感じた。

コメディ界だと福田雄一みたいな。

遊川脚本だったのかぁ。
かなり内容は忘れてしまっているけれど、見覚えのある名古屋を舞台にしていたのと毎週毎週ほんとに楽しみでかなり見応えあったのは覚えている。
久しぶりに見返したい。

【disc1】みんな熱演、素晴らしいのに鉄矢が持ってってしまう。特に鉄矢の声、唯一無二。いつの間にやら名優かつ怪優、鉄矢。【disc2】disc1の衝撃に慣れると団塊の世代からの引き継ぎという大前提はどこへ行った？という違和感が浮き出てくる。さらに絶叫による演説よりも物言わぬ演技のほうが凄み、迫力等々伝わるし、惹きつけられることを確認。普遍的な事実か彼らの力量によるものかは分からないけど。