Vol.1とVol.2を鑑賞。ほぼリアルタイムに追いかけてきたお気に入りのドラマシリーズとあって早めに鑑賞。このドラマの良いところは、ミステリアスな世界観と魅力的なキャラクターの会話劇、印象的な映像だと思っています。しかし、S4ではその良さが両方とも無く、正直残念な出来だと思いました。
S4は話、映像の双方で弱いと思いました。新規キャラクターはその場にいるだけで魅力性が無く、さほど役立ってもないのに死亡して他シリーズの影響が無いようにしたりと、それで良いのかと思いました。今作の敵キャラの真相が明かされる度に、このドラマシリーズの核心はこんなしょうもない身内争いだったのか...となります。今シリーズ、他シリーズと比べて非常に長尺だった割りに内容が薄いという印象でした。
絵になる映像があまりない。S1~S3で設定から創出される印象的な絵が出し尽くされたんでしょうか。このシーズンだとこの絵というものが無く、予算がかかっているのはわかりますが、イマジネーションが薄い。
しかし、良かったところは少なからずあって、それは大人チームの一連。いわゆるソ連編。ソ連のシーンはシーズン全体としてかなり少ないですがコミカルさがあり、ハラハラがあり良かった。特に、トランシーバーから聞こえてくる悲鳴のシーンが最高で、今シーズンのベスト。
【総評】
話も映像もかなり微妙に感じました。今シーズンが長尺だからこそ圧倒的な展開を期待していたのかもしれません。ふたを開けるとただ引き延ばしたような中身で、物語の核心は良いとは思えず。このシーズンでわかったことは、大人サイドと子供サイドが同じ空間にいないとこのドラマは面白くないなと思ったことです。
