Grantchester Season 7
別居中のジョーディは子供たちを連れてプールへ。その隣の邸宅で男性の遺体が発見された。納屋で亡くなっていたのはフィッツジェラルド家の領主エドムンド。彼には2人の姉がいて、モードは園芸を愛する独身女性、その姉のアデルは、いとこのハワードと婚約していた。エドムンドは長らく海外にいて、消息も知らなかったと言う姉たちだったが、エドムンドは結婚式のために帰国すると電報を送っていた。更にエドムンドには婚約者のアイリーンがいた。
バーで出会った運命の女性マヤが主任警部ウォレスの婚約者だと判明してショックを受けながらも、ウィルは彼女のことが諦められずにいた。そんな折、ジョーディの子供の世話に駆り出されたキャシーの姪ボニーと出会う。一方、体調不良を訴える男性からの通報で駆け付けたジョーディだが、妻は知らないと言う。手を負傷して2階で寝ているということで様子を見に行くと、既に失血死で亡くなっていた。彼はおもちゃの拳銃で撃たれていた。
子宮ガンに罹患していると知りショックを受けたチャップマン夫人は家事もままならず、自暴自棄になっていた。唯一病気のことを知るレナードは誰にも話さず、夫人に寄り添って慰めるのだった。ある朝、レナードの店の前でホームレスの男性が死んでいた。身寄りもないので事故で処理しろと言う主任に対し、ジョーディは敬意をもって捜査すべだきとウィルと共に聞き込みを開始する。すると他にも亡くなっているホームレスが何人かいた。
慈善オークションの開催に伴い、伝道サークルのメンバーの女性達が集まる。当然ウィルも駆り出されていたが、その準備の最中、電気技師ニール・ヒューズの遺体が発見される。彼は3ヵ月前に窃盗罪で逮捕されていた。更に調べを進めると、既婚者でありながら数多くの女性たちと肉体関係を持っていたことが分かる。一方、チャップマン夫人のあまりの変わりように皆が首を傾げていたが、レナードに説得され、彼女は皆に病気のことを打ち明ける。
高齢者施設の入居者であるクレム・プレストンの部屋で施設長の遺体が発見される。その直後、プレストンと同じく入居者のアイダ・メリーマンの2人が行方不明になった。プレストンはお調子者で施設長からよく注意されており、恨みを持っているようにも思われたが、施設長の方にも問題があった。一方、マヤが婚約を破棄しウィルのもとへ。同時にボニーがウィルに想いを伝えに牧師館にやって来るのだが、マヤの姿を見つけて出て行ってしまう。
またもや以前と同じ手口でホームレスが殺される事件が起きる。一連の犯人と疑われ精神科病院に収容されているロビンは無関係だったのか、はたまた新たな模倣犯がいるのか、それを確かめるべくロビンに会いに行くジョーディとウィルだったが、ロビンは既に自殺していた。そんな中、チャップマン夫人はガンの治療を始めることに。そしてウィルはひょんなことから生死をさまよう事態に陥り、奇しくも人生に真っ向から向き合う機会を得る。
© Kudos 2022