Grantchester Season 6
仕事に疲れたウィルはジョーディ一家、チャップマン夫妻、レナードとダニエルと共に泊りがけで休暇に出かける。メリーズキャンプ場では、オーナーのロイ・リーヴスが陽気に迎えてくれた。夕食の席では、常連客のシドが結婚2年目の記念にと妻マージーを舞台に上げて指輪を贈るが、マージーは浮かぬ顔をしていた。そんな中、ロイが舞台上で遺体で発見される。不摂生による自然死に思われたが、別の場所で亡くなったことをウィルは見破る。
ウィルが教会でアスパー家の赤ん坊の洗礼を行っている最中に、その子は自分の子だと主張するデイヴィー・コンナーが乱入。養子縁組業者代表のジョーン・ボーモントに奪われたと言う。ボーモントを訪ねるとちょうど相談中の妊婦ニコラ・ハートがいた。そしてその晩、ボーモントは遺体で発見される。ウィルはボーモントの遺体のそばに飾られていたカーネーションに意味があると気づいた。一方、レナードはダニエルとの関係を暴露すると脅迫を受ける。
デレク・マッカーサー議長が亡くなり村では教区議員の補欠選挙が行われることに。妻のリーニーは夫の死は他殺だと訴えていた。捜査を進めると候補者のモリスは不正に安く土地を買い漁っており、さらにいとこのフィリップが出した建築申請書がデレクに却下されていた。デレクがモリスを監視していたという証拠も見つかり、モリスが犯人のように思われた。そんな中でレナードは男性とわいせつ行為に及んでいるとの通報で逮捕される事態に。
カーレースのため採石場へ不法侵入した基地のアメリカ兵3名が逮捕され署に連行された。指導していた上官のエリス中尉も一緒に連行されたと話すが、ジョーディは若すぎる中尉に違和感を覚えた。そんな中、3名のうちの1人、スタンリーが死亡。ジョーディが取り調べを行っている最中にエリス中尉が逃亡を図り、彼は実際はウェイド大佐の息子オーソンであることが判明する。一方、レナードはこれから裁判にかけられる事実に耐えられず錯乱状態に。
レナードは副牧師の職位を失うことに。それでもウィルの愛ある証言に感動したレナードは、失意の中でも嘘のないありのままの自分として生きて行こうと決心する。しかし非情にも拘禁刑に処される。そんな中で銀行強盗が発生し1000ポンドが奪われる。強盗犯のマーキー・スミスは初めは犯行を否定したものの、通報者の図書館司書リリーの顔を見たとたんに自白。彼の弁護士として現れたジョニー・リチャーズはジョーディのかつての知り合いだった。
核軍縮を訴える学生運動を率いる女学生レーチェルが学校の屋上から転落死した。彼女は内務省に内定しており前途洋々。自殺するには不自然に思われたが、やはり遺体には刺された痕があった。レーチェルの恋人ローリーがレーチェルの跡を継いで活動組織の代表に。メンバーの中にはレーチェルに密かに想いを寄せる男子も別にいた。一方、牧師館には主教がレナードの代わりとして連れてきたヘンリー・ジョーンズがやって来る。
刑務所に収監されたレナードに話しかけてきたエルロイが獄中で亡くなり、レナードと同房のジョー・デイヴィスが犯人として捕まる。ジョーは母親殺しの罪で逮捕されており、平気で人殺しをする奴だと看守は決めつけていたが、レナードは犯行を否定するジョーが無実であることを信じ、ウィルに捜査を願い出る。ジョーディはウィルと共に事件を解決に導きながらも、ジョニーとの再会で戦地で苦しんだ過去を思い出し、情緒不安定になっていた。
歌手のリタ・ダルトリーから夫に暴行されたとの通報を受け、駆け付けたジョーディとウィル。リタは間違いだと言うが、帰り際、メイドを通じてジョーディに弁護士の名刺をこっそり渡す。今回もジョニーだった。ジョーディが彼を呼び出して事情を聞くと、リタは夫から暴力を受けており、リタを家から逃がすためジョニーに協力してほしいと言う。ほどなくして夫のジーンが殺される事件が発生。ジョニーはリタを逃がす際に夫を誤って射殺したと言う。
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