Grantchester Season 9
カーソン・サーカスを観に行ったウィル家族、ジョーディ家族、チャップマン夫妻、レナードとダニエル。後日そのサーカス団の出演者、エロールが1人で練習中に亡くなる。共演者の証言によると、エロールは酒浸りで精彩を欠くようになっていたという。彼の不注意による事故なのか、誰かに殺されたのかというのが捜査の焦点となった。一方ウィルは新天地での仕事を打診され、新たなる挑戦をすべきか現状の安定を守るべきか迷っていた。
リバービューホテルで支配人のダニエルズの遺体が発見された。同じ日に教会では捨てられた新生児が発見された。赤ちゃんが包まれていた布には「RVH」の文字があり、ホテルと関係があることが分かる。赤ん坊を置きに来た女性を目撃したのは何とボニーの息子アーニー。彼の証言から女学生だと判明する。そんな中、ウィルは新しい地に引っ越す決心をしていたが、なかなか皆に言い出せずにいた。そんなウィルをボニーが後押しする。
牧師館には新たな牧師アルフィー・コタラムがやって来る。初の仕事はバロン氏の葬儀だった。バロン氏の遺体のそばにはライフル銃があり自殺とされていたが、息子のハービーは殺されたと主張。バロン家はウォーカー家と家の裏の土地を巡って長年に渡ってもめている仲だった。家同士は不仲だが、子供たちのレイチェルとジェイミーは婚約している。疑問を感じたアルフィーは2人と面会し、ある秘密があることを発見する。
グランチェスターの教会は早急な修繕が必要な状態だった。その寄付金集めのため、アルフィーは招かれたマーウッド卿夫妻のパーティーに参加。妻には歓迎されたが、夫からはおもむろに嫌な顔をされる。パーティーは盛り上がり、妻がかくれんぼを始めると、アルフィーは隠れ場所を探して屋敷内を右往左往することに。その最中に、雇われていた庭師の遺体を発見する。遺体には多くの刺し傷があり、そばには大金を要求する脅迫状があった。
エズメの職場ハリソン・サンズでエズメの同僚メイが倉庫で亡くなっていた。ちょうどメイの誕生日のお祝いをしたあとの出来事だった。その倉庫には幽霊が出るとエズメに話していた社長の右腕マルコムは女遊びが激しく、メイにも手を出していたのだった。社内での出来事で捜査は行き詰まり、スコットが潜入捜査に入ることに。するとメイが社内のある秘密に気づいていたことが分かる。一方アルフィーは就任早々、職を失う危機に直面する。
ブレイクリー氏の庭で古い人骨が発見され、そばには銅製の十字架があった。駆け付けた考古学教授のヘンリーは十字架がビザンツ帝国時代の物だと興奮していた。しかしトークショーのあと、ヘンリーは人骨が見つかった場所で何者かに殴打され亡くなっていた。さらに十字架も消えていた。ヘンリーと共に調査を行っていたアシュモレアン博物館の職員ケイトには、展示品を盗んだ罪で逮捕されていた過去があることが分かる。
大手会社の社長令嬢が行方不明になり、父親から通報があった。彼女は学生新聞の記者キャロラインで、何とアルフィーがバーで出会い一夜を共にした女性だった。その後、同じ学生新聞の記者、イネスが何者かに殺される。現場には感光したネガが残されており、無事だったものを現像すると指導員デルガードの写真だった。キャロラインの交際相手サムは、レナードの家で自己啓発の説教を行っており、ダニエルまでもが彼を崇拝していた。
司教による判断で、ニューナムの牧師デイビッド・レーンがグランチェスターの牧師も兼任することに。しかし街の人々はアルフィーを残してほしいと大主教にまで訴えていた。そんな中、出版社の会計担当の男性が自宅のアパートから転落死した。初めは自殺に思われたが、サムが主催する教会グループに参加しており、亡くなる直前にサムが彼のアパートを訪れ口論になっていたという証言が。このグループのメンバーは誰もが多額の献金を行っていた。
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