綾

ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐-前編-の綾のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

Season3も物凄い勢いで完走。面白すぎて止まらない…!

Ep.9があまりにショックで茫然とした。
「主人公」がいないのがGOTの良さだと思っていたけれど、ああ、私はかなりスタークに肩入れしてたんやなあ…と今更ながら。すべてが惨すぎて言葉にならない。本当に惨い。若き狼…もっと生きていてほしかった。

ジェイミーとブライエニーが良い。お肉にナイフ刺すシーンが好き。ジェイミーのことは、どうしたってブランのことが忘れられず好きになれない。でも、彼には生きていてほしい。

ジョフリーに加え、ロックやラムジー。残忍なキャラが増えてきてどっと疲れる…生まれついての残虐性について考えてしまう。気性や性癖って、きっと本人のコントロールが及ばない部分も大きい。擁護するつもりはないけれど、こういう“残虐な血”って実際あるだろうなあ…と途方にくれる。サーセイの、母の言葉が印象に残っている。

デナーリスはずっとかっこいい。慈悲と正義の両面性。慈悲や寛容さに足をすくわれたといえるスタークの人たちと、なにがどう違うんやろう。善い人は短命、だけでは説明できない何か…

スターク家のショックで忘れかけてしまうけれど、ロスの最期も酷い…ヴァリス公の、家の名前が大事という台詞を思い出す。彼女の死を悼む人はどれくらいいるやろう。故郷での、シオンとの別れのシーンが心に焼きついてる。

そしてシオン。「弱すぎる人」ってやっぱり嫌いになれない…あまりの仕打ちに同情せずにいられないことを除いても。私も弱い側の人間なので。「本当の父は死んだ」っていうの、切なくて息が止まりそうになった。もうどの口が言うてんねんとか言えない。哀れだ…

Season2の“My lady”のくだりが大好きだった、アリアとジェンドリーのコンビ。またどこかで再会してくれたら嬉しい。

ティリオンはずっと好き。ジェイミーも死んでほしくないし、サーセイの抱えるものは測り知れないと思う。タイウィン公のカリスマ性にはなんだかんだ惹きつけられてしまう。でも。どうしたって好きになれない、ラニスター。相変わらず犠牲の少ない、ラニスター。

Season3 も面白すぎたけれど、🐺のショックが大きすぎるので、気持ちが落ち着いてから星つけます…
綾