このレビューはネタバレを含みます
素晴らしかった!!!!!!!!!!
最後まで素晴らしかった。出会えてよかった。こんなにも楽しませてくれてありがとう。最高でした。スタンディングオーベーション!!!!!!
終わり方が…ときいて、ずっと観るのを躊躇していたGOT。最終章が近づくにつれ、ドキドキしていた。でも、壮大な物語の着地点として納得できたし、最後まで予想できないという意味でも素晴らしかった。私にとっては十分な終わり方。
(どこがそんなにダメだったのか、本国での署名は具体的にどこを変えてほしかったのか、なんとなく予想できるものはあるけれど、また調べてみよう。私自身の余韻を十分味わってから。多くの人に愛される作品ほど、物語の終わり方は本当に難しいね…)
もっと大勢死んでしまうと身構えていた(なんならほぼ全滅エンドを覚悟していた)ので、思ったより生き残ってくれて嬉しい………
トアマンドがでるたび、☺️こんな顔になった。もともと可愛い人やったけど、最終章の癒し要員感ものすごくなかったですか…(笑)
Night King を倒すアリアを守るため、蘇ったベリック公。アーヴィングの『オウエンのために祈りを』を思い出した。その一瞬のため、生きるということ。
Not today. や Only us.
このドラマはキャラクターが本当に生きているかのようで。一貫した思想や信念。積み重ねてきた物語。すごいなあ…
一貫してるといえば、ジョンの潔癖なまでの誠実さも。なんでサンサに言っちゃうの…!とやきもきしたし、Season7 のサーセイとの会合とか、挙げればいろいろある。正直めちゃくちゃイライラした。でも。それが彼の美徳やし、私もそんなジョンが大好きなんよなあ…って。
あの Great War を共に戦い抜いてなお、“私たちとは違う” やもんね… そりゃあ人類何千年の歴史から差別が消えないわけや…
王都での戦いも。もうあそこだけで1本の映画のような。ものすごい厚み。
デナーリスが Hero から Evil に暗転していく過程も見事。どこで間違えてしまったのか、どうすればよかったのか、もうわからない。途方に暮れてしまう。Hero と Evil の定義さえ揺らぐ。
虐殺は悪だけど、あのときデナーリスやグレイワームを突き動かしたものは、私にもわかる。かけがえのない人を目の前で殺されて、私ならどうするやろう? どうなるやろう? それがわからないのなら、自信がないのなら、かれらを責めることなんてできない。もちろん支持できるものではないけれど。
それから孤独(ジョラーを失ったことや北部にいることでより濃くなったと思う)や焦燥、自分が正義だという盲信、(サーセイにも通じる)子を殺された母の怒り…あらゆるものの積み重ね。彼女の Evil 化はかなしかったけれど、もっとずっと昔、たとえばクァースで侍女とザロを金庫に閉じ込めたときも、不穏なほどの狂気は感じてた。作中よく言われたようにただ狂王の娘だから、というわけではなく。彼女自身の性質として。
それから、良き君主とは? 統治とは? 国家とは? って、もう社会哲学。世の中には「話の通じないような相手」が大勢いて、慈悲や愛だけではやっていけない。答えがないね…
なんだか狂王の若い頃も知りたくなった。デナーリスのようだったのか、ジョフリーのようだったのか、はたまた全然違う王だったのか…
あと私は、レンリー・バラシオンの治世が見てみたかったな…
やっぱり自分のことしか考えないサーセイ。王都の人々を盾にするやり方は最悪だったけれど、でも、王都の人々もまた、サーセイにあれほどの屈辱を与えたもんね…サーセイが彼らを大切にしなくても当然なのかもしれない…どちらの因果が先なのか、わからないけれど。
ドラゴンが玉座を溶かすシーンは圧巻。ああ……すごい………こうやって幕を下ろすのか……と感動した。熱かった。母を亡くしたドロゴンの痛みと、玉座争いの空虚さ。デナーリスを掴み飛び立つ姿に胸がぎゅうっとした。
学匠の著した記録の、ティリオンに対する「君のことは書かれてない」、それからこの物語におけるベイリッシュやヴァリスの重要性を思うと、現実の歴史にも、名は残らずとも歴史を動かした人たちって大勢いるんやろうなあ…って。これまた果てしない気持ちになる。
ずっと掴めないと思っていたヴァリス公の最期。本当は、本当に、国家のため、平和のため、人民のため、やったんやね…この人も終始一貫してたんや…って。苦しくなった。何か裏があるのではってずっと疑ってごめんなさい…
ゴーストとのお別れがあっさりしていてすごく悲しかったので、ジョンと共に生きていくラストに泣いた……よかった……😭😭😭
それからアリア!!!ウェスタロス、エッソスのほかは?東洋はどうなってるの?とすごく気になっていたので、最高にワクワクする & アリアらしい終わり方で胸が熱かった!!!
サンサの The Queen in the North も最高にかっこよかった。
ジェイミーは最期まで、本当に純愛だった。呪いのような、純愛。たとえ世界を敵にまわしても…を地でいくラスト。たまらなかった。サーセイはきっと救われたやろうね…
ブライエニーの書く、サー・ジェイミーの記録。咽び泣いてしまった…
ラスト、小評議会メンバーの安心感😭😭😭
みんなに思い入れがあるけれど、とくに好きだったのは、ロブ(恋してしまった…)マージェリー(最高!もっと見ていたかった)シオン(いちばん私の感覚に近く、見守ってた)トアマンド(かわいい)そして、ジェイミー。最終話まで見届けて、彼のことがいちばん心に残っている。やっぱり、葛藤を生きるキャラクターが好き。でも…みんな好きです…!!!
う〜〜〜もっともっと書き残しておきたい!!!けどキリがないのでこの辺で…!!!
あああ… 終わってしまったよ〜〜〜😭😭😭
本当に楽しかったし、素晴らしかった。ありがとう、ありがとう、ありがとう!!!!!
「ヴァラー・モルグリス」
🎉🎉🎉🎉 👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻 ✨✨✨✨