【 百田夏菜子のドラマ初主演作品 】

NHKの静岡発地域ドラマとして、2018年11月に放送された単発ドラマ。全国一の出荷額を誇るプラモデルやコスプレでの地域おこしを通じて、ヒロインが仕事や人生と向き合い、成長していく物語。

主演はももいろクローバーZのリーダーで、静岡県浜松市出身の百田夏菜子。ももクロの活動ではなかったコスプレをドラマで初披露という事でメイクもキリッとしてたし、更にカラーコンタクトも入れて雰囲気全然違う感じ。ファンには新鮮で貴重な作品かなと。
そして、共演は青柳翔、武田真治！
更には、コスプレデザインがSF恋愛漫画「電影少女」の桂正和というこだわりはさすが。

録画シリーズ。これめっちゃいい…！様々な要素が物凄く詰まってる。ミスパーフェクトの彼女の事情からご当地ネタ(静岡はプラモデルが盛んなのね！モデルの会社がタミヤっぽかった^^)、コスプレまで！(一瞬トクサツガガガの前身かと思った)

百田夏菜子ちゃん主演で最初はへーこういう硬いのにも出るんだと思ったら、まさかのコスプレイヤーだった！アイドル御出身(しかもももクロ！)まさに適任。(最近全然違うドラマや映画でも思ったけど、ほんとキャスティングする人って凄いなぁと思う…)めっちゃ可愛いし、抱えているものの表現の部分もよかったです。

相手役の方誰だろう…？てっきり大東駿介さんかと思ってずーっと観ていたら(でもちょっと違うような？とも思ったんだけど)、全然違う方でした(失礼しました！)青柳翔さん、お名前は聞いた事ありました！EXILE系の方ですよね。プロフィール拝見したら結構いろんな作品に出演されてるんですね…ああ孤狼の血2に出られる方だ！(そういえば名前見た気がする)楽しみです。

個人的に、お母さんの部分がもうもう響きすぎました…私も似たような境遇だったので凄く気持ちがわかってしまい、逆に、ああ(周りの)家族はこんな思いをしているんだな…私はそこまで振り切れた行動をした事は無かったけれど、ちょっと反省してしまった。至極当たり前の事だけれど、生活していく上では、自分の気持ちと周りの気持ち、その折り合いが大事なんだと思う。そこは妥協ではなく、両者が納得できる形がベストだけれど、切羽詰まってる時はそんな事言えないのも経験で分かってる…だから難しいのだけれど、もし、自分がまたそういう風に思った時は(もう無いとは思うけど)、一度深呼吸して、周りの様子をもう一回見つめ直してみようと思った。

…とここは本筋からするとほんの一瞬です(私にはそこが一番グッと来たというだけで)。メインは好きなモノと仕事の関係、残業問題、言いたい事が言える環境づくり、などなど(ってメインなのにたくさんありすぎ、笑。でも実際いろんな要素が複合してて凄かった)

趣味の世界でよくある気がすると思ったのは、オリジナルの世界観を大事にする話。なんか主人公の気持ちわかるし正論な気がしたけど(やや誇張して描かれてはいるが逆にそれ故にリアルだった。頑なさというか)、そうかなるほど…楽しむ人がそれぞれの形で楽しめたらいいよね。原作者が思ってもみないような、想像を超える解釈っていうのもあるあるな気が^^

それを突き詰めた「他者(の考え)とは分かり合えないが尊重はする」という気持ち、私も凄く分かるので、そこにグサッとメスを入れられたのがかなり衝撃だった(私もブーメラン来た！と思った)。尊重と無関心(ただ単に距離を置く)は違う…ちゃんと向き合うって大事だよね。それでやはり尊重だけするならそれでもいいし、感化されて自分の考えを変えたっていいんだし。

あと、エンドロール見ててビックリした事。
コスプレのモデルになる劇中漫画のキャラクターデザインが漫画家の桂正和さんでした！

まさかこんな話だとは思ってもみなかったのだけれど、録画保存しておいてよかった。なんか凄くいいもの見たって感じ。
さすがNHKの地域発ドラマにハズレなし。(だから録画した！^^)

う〰︎ん…😔1時間で詰め込み過ぎたのか、人物の気持ちの変動に付いて行けない…

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