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母、帰る〜AIの遺言〜のHARUSUIのレビュー・感想・評価

母、帰る〜AIの遺言〜(2019年製作のドラマ)
3.5
今、まさに騒がれているAI。録画してゆっくり観ました。
亡き妻、亡き母の音声だけのAI。息子と義理の父の不仲ではないけれども、微妙な空気。息子が密かに隠し持っている養子離縁届け。1時間未満のドラマにしては良くできていました。
AIが少しずつ生活の中に入り込んできている今、流行りモノ好きなドラマの印象で終わるのかと思いきや、結構人間臭さがリアルです。
息子と義父の大乱闘がいつ始まるのかと思っていたら、ラスト近くまで、息子は、義父を力でねじ伏せようとはしない。自分が勝つに決まっているから、暴力は避けている様子。そして、淡々と?言い換えれば、冷ややかな会話で、義父との関係を終わりにしようと思っている。
決して重くならないように、合間にAIのお母さんを投入して軽いノリになっているから、最高。
AIを終了させるときは、家族が決める。
そんな悲しいことってありますか?
いくら音声だけとはいえ、もう一度愛する人をなくすって。
結末、少しウルっと。折り鶴が、哀しさ醸し出すって、そういう小細工がまた良いです。
このドラマ見ることができて良かったです。

俳優さんたち最高の演技力でした。
奥田さん、柳楽さん、岸本さんだからこそのリアリティでした。