ーcoyolyー

ニュースルーム シーズン1のーcoyolyーのレビュー・感想・評価

ニュースルーム シーズン1(2012年製作のドラマ)
4.0
マギーがクッソうぜぇ…なんかああいうブリジット・ジョーンズ意識したキャラ入れなきゃならないのかな…あの辺の恋愛クッソどうでもいい…アーロン・ソーキンはああいうの描くのがあまり上手くないのかな、インテリ女性はものすごく上手く描くのにな。アーロン・ソーキンはゲイなのかな、デキる女には感情移入できてもああいうキャラに愛着感じられなくてこの腐れマンコって思ってるゲイの人と近しいもの何か感じる。

ニュースキャスターとプロデューサーの明石家さんまと大竹しのぶ的な関係は上手く描けるのにあっちは何なのだろう…

マック役が「マイブックショップ」の本屋の女店主と同一人物と気づいた時にちょっと飛び上がるかと思ったよね、全然違う!こんなバリキャリエリートパワー女性じゃなくてイギリスの田舎でひっそりと本屋を開く地味だけど芯の強い文学少女が未亡人になったような女性だったのに(相手役ビル・ナイとの関係性もとてもよかった)どっちもできるのすごいな。

東日本大震災の東電原発事故が4.11になっていたのはあえてなのかミスなのか少し気になりました。あそこでスローンの話す日本語、発音はおぼつかないけど文法的にはとても綺麗な日本語だったのでこの延長線上にドナルド・キーンがいるやつだ!って少し興奮しました。スローンの人はお母さんがベトナムの華僑で大学で日本語学んでたんですね。クロサワ映画笑

マギーが本当うるさくて私の苦手なアメリカの笑い声やジェスチャーの人で、そこがキツくてキツくてアーロン・ソーキンのドラマに期待したものを全体としては概ね提供してくれてるんだけど、あそこがダメで少し割り引きたいです。独身女の視聴者が親しみやすい等身大の私を投影できるようなキャラはいらねえ、圧倒的な知力でぐうの音も出ないほど捻じ伏せてほしい!私がアーロン・ソーキンに求めるのはそれ!

結局バートレット大統領が恋しくなってしまいました…「ザ・ホワイトハウス」のクリスティン・チェノウェスはギリギリウザカワで留まれてマギーがウザくてウザくてしょうがないの何が違うんだろうな…

でもキャスト豪華だよね、「スラムドッグミリオネア」や「奇蹟がくれた数式」の主役の人がしれっとスタッフに紛れ込んでてできるインド系みがすごかった。

このドラマはTWWの時の「ゲイの共和党員」ネタやアメドラで政治ネタになると民主党員の話ばっかりという批判を受けて主人公を共和党員設定にしたんだろうけど、それがやっぱり動かしにくくてアーロン・ソーキンの他作品に比べるとちょっとぎこちなくなってるのかなとも思った。(共和党員は彼の分身にはなり得ない)
ーcoyolyー

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