かなり恐ろしい。
恐怖とは違う。
これが事実だということ。
このようなことが起こりうるということ。
このようなことを行う理由がはっきりしないのが、うすら怖い。
本人も分からないのだろうか。
“戦利品”コレクションも気味が悪い。
そして、
サマンサ・モートン
ティム・ロス
2人の演技が凄まじい。
淡々としているのが、かえってリアリティを固めてゆく。
特にモートンの”それ”を知りながら、普通に生活していこうとするのが、迫真の演技を超えて、自然過ぎるのが怖い。
実在の事件
「エヴァンス事件」
1949年、イギリスのロンドンで起こった冤罪事件。
イギリスの死刑制度廃止の発端となった。
実在の事件をもとにしているだけあって、ドラマティックな展開はない。
それでも最後まで目が離せない。
まるで自分自身が証人として証言台に立たなくてならないように。