ロアー

荒野のピンカートン探偵社のロアーのレビュー・感想・評価

荒野のピンカートン探偵社(2014年製作のドラマ)
3.4
西部開拓時代に実在した、アメリカ最古の探偵社「ピンカートン・ディテクティブ・エージェンシー」を題材としたカナダのドラマ。
1話ごとに事件が解決するスタンダードな形式だったし、吹替もあって流し観できたのでサクサクっと観終わりました。レンタルDVDだから進みが良いのはありがたい。

西部開拓時代とは言え、ちゃんと検死して毒物を特定したり白骨から生きていた頃の姿を復元したり、ウジの大きさから死亡時期を推測したりと、かなりCSI的な捜査をしていてお目当てのディーンを抜きにしても中々面白いドラマでした。なんと実在のピンカートン社公認のドラマだそうで、1860年代当時の資料を基に実際に起きた事件を題材にしているんだとか。そんなすごいドラマなんだけど、作りがまぁまぁチープなので打ち切りもやむなし。でもこれ、予算とキャスト次第では救済できそうでちょっともったいない。

時代に合わせてしっかりカウボーイルックをしているディーンは、まず4話目にゲストキャラとして登場して、後半から探偵社のメンバーに・・・と思いきや、ちらほらお休みしがちなのでレギュラーとは言えないのかも知れない。でも、出てくるとしっかり毎回見せ場がある美味しいキャラ。しかもちゃんと日本人役です。役名もケンジ・ハラダという海外ドラマにしては珍しいまともな名前。
4話の時はがっつり殺陣まであってお得でした。
後半で再登場した時なんてしっかりロマンス展開まであって「え、え、それは流石に早くないか〜!!」ってなりました。出てきたと思ったらいきなりそんな・・・中々手が早いww
恋したり死にかけたり、出番の少なさの割にはエピソードが濃い役でした。
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