ロアー

グッド・オーメンズ シーズン2のロアーのレビュー・感想・評価

4.2
めちゃくちゃ楽しみにしてたグオメS2。
買ってから3年近く放置してた原作をこの機にやっと読んだんだけど、S2にもちらほら原作からの引用台詞が出てきたので読んでおいて良かった。

思ってたよりずっとずっと昔の出来事から始まった今シーズン。開始早々、いきなりSSR級な見た目の悪魔が出てきて、レア度が高過ぎて思わず一時停止しちゃった。というか、おじさんたちがこんなフワフワな服を着て撮影してたのかと思うと、小さな奇跡が起きたようなあったかい気持ちになった。

"記憶喪失の裸の大天使"(この大天使が美女だったらなろう系小説が始まるんだろうけど、これもおじさんである、だがそこが良い)というパワープレイから始まってふざけまくってると思いきや、本編からちょっと外れてミニエピソード扱いされてる天使と悪魔の過去のあれこれが、S1以上に善とは?悪とは?と問うてくる倫理観を揺さぶるやつでなんか胸がざわついた。そして思ってた以上に悪魔が今の天使の形成に関わってたことを知り、思ってた以上に根っから悪魔が優しかったことを知った。グレーゾーンのところの台詞めっちゃ好き。

ガブリエルことおハムの出番が大幅に増えてたのもホント嬉しくて、裸もインパクトあるのに5話ではすごい服を着てて爆笑した。追加のコートで爆笑の更に上を行ってた。知能もマイナス5歳児くらいでかわいい。

ガブリエルがどうして記憶喪失になったのかは最終話でやっと判明するんだけど、「え〜そういうこと!?」ってニヤニヤが止まらなくて薄気味悪い笑いを浮かべてたのに、その後目ん玉が飛び出ることが起きて、そして、終わった・・・

・・・え、何これ悲しすぎるんだけど。

でもここで終わる筈がないから、S3が約束されたと思っていいかな?それはそれで一体どういう方向性になるのか怖い、、、何か私が求めてた方向性と違うんだけど、これも時代なの???ポリコレなの???
いや、そもそもこれBBCだった。油断してた。

申し訳ないけど元々デヴィテナファンなので、私が肩を持つ比率は天使<<<悪魔。お願いだから悪魔に救いがありますように(しかし、悪魔の望む幸せ=私が求めている方向と違う=それなら天使の意見に賛成という矛盾)。
ロアー

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