架空の第二次アメリカ内戦によって新たに成立した全体主義国家を舞台に、出生率が異常に低下して一部の女性が"侍女"と呼ばれ性と生殖の奉仕を強制される近未来のディストピアを描いている。

S1初鑑賞時「設定は好きなんだけどそこまでどハマりする要素があまりわからない…」から早2年が経ち、やっとの思いでS2を鑑賞。冷たい映像に赤と青のゴシック感と大好物ディストピアモノが掛け合わさってたから好きだったんだろうなと今更になって思う。社会に出てから感じた性の違いによる扱いの違いみたいなもんを知ってから鑑賞するとまた違う気持ちで鑑賞できるんだなーと新発見できたのが収穫。

S1では主人公たち含めた"妊娠可能な女性たち"が女性性を搾取され、それ以外、という対立構図で物語が進んだ。今シリーズでは"ギレアド共和国の女性たち"に焦点が広がり(とはいえジューンと関係している登場人物たち)、ドラマを観ているはずなのに、現実世界にも存在するミソジニーを連想してしまいとにかくしんどい。また同性愛や、子供を持つこと、によりいっそう興味を持たせてくれるストーリーは良い意味でしんどさ×100000。

毎エピソードに挟まれるエリザベス・モスの顔面アップは"母親"の心情の変化がわかりやすいし、何より鬼が乗り移ってんじゃないかと思うほどに怖い。正直後半仲間しか居ないんじゃね？、みんな手のひらｸﾙｰしすぎやろと思ってはしまったものの、ﾂｴｰ女が活躍する姿をもっとみたいので私の負けです！


GoTが終わってからのロスで中々洋ドラに戻れなかったけれど、半端にしてる作品も多いのでぼちぼち観ていこう。

近未来の設定。
ジェーンが妊娠、脱出を図るためにギレアド内をあちらこちらへ。寸でのところで見つかり元に戻されてしまう。
１人で出産するなんてジェーンの決心が凄い。
今回の侍女は自爆テロを起こしたりとかなり過激。
でも、この話、毎回怖くてホラーに感じる。今後こういう国はないとは言えない変なリアルさがあるからであろうか。
主役のエリザベス・モスも毎回目が座っているし。心の強さは感じるんだけど、怖さ引き立てているなと。
今回は妻たちもかなり虐げられていたな。セリーナも可愛そうになっちゃった。

ニックとの仲は今後どうするつもりなのでしょうか？ジューンがフレンズのDVDを見つけるところは唯一ほっこりする。ハリウッドスター達はプライベートジェットで早々に逃げたのかしら？今回は汚染土処理のコロニーが1番恐ろしかった。