有名な作品やし、私も高校生のとき本気で先生のこと好きやったし、共感できるとこもあるかなって観てみたけど、共感できないことのオンパレードでした。
まず良いとか悪いとかは関係なくイメージと違ったのは、そこまでラブストーリーではなかった。主役の羽村先生(真田広之)と生徒の繭のイチャイチャシーンはほぼない。最後までラブラブせんのやなーと思って終わった(後に愚痴るが羽村先生の中途半端な性格が影響してると思われる)。
ストーリーの核となるのは、子どもではないがまだ大人でもない女子高生に、人生の試練を与えすぎる大人のメンヘラ男たちの胸糞話という感じでしょうか。
①娘に依存するだけではなく性虐待も行っていた犯罪者パパとか、②生徒をレイプしてその一部始終を録画したテープをコレクションする性犯罪者教師とかはもうシンプルに刑務所行きな人らやのに、なんかいつまでもぬるい展開に違和感を覚えた。なんで即捕まらんの？証拠もあるのに。
塩酸を故意にかけてくる生徒もいたけど、「大丈夫だったか⁉️」って羽村と繭の仲を深めるだけで、え？これも犯罪では？って驚いた。10代とはいえ何故こんなことをする生徒が許される？
こんな犯罪者たちをわりと普通のノリで描いてるこのドラマの時代に少し怖くなったかな。
絶対許したらあかんねんで、殺人や窃盗だけが犯罪じゃないんやで。何歳でも強姦されら性別関係なく心に傷を負う。それがまだ10代やったら？心の傷を抱えて寿命まで生きろと？なんて残酷な話。
なんかね、羽村先生が人を刺したやなんやで最後めっちゃパニクッてたけど、殺人についてはちゃんと大袈裟に描くんやなーって印象を受けた。
生徒をレイプしてた藤村先生には「見損ないましたよ！」しか言わんかったのに？見損なうとかちゃうやん、目の前に犯罪者おるんやからもっとやばそうにしていいのに。
今のこの時代は、性別や肌の色やなんでもかんでも差別してはならなくて、多様性を認めましょうの時代で、ちょっとやりすぎ(言い過ぎ)ちゃうか？って思うこと多いけど、でも何でこういうことを言うようになったんか？って考えると、今の普通が30年前は全く通用しなかったからなのかもしれない。
このドラマみたいに悪役が同性愛者でした、とかも今思ったらめっちゃ酷いやんか？同性愛についてってなかなか本人に聞けなかったりもするから、ドラマで知って危ない人なんやってイメージつくかもしれんやん(知ろうとしない人ほどTV番組を鵜呑みにする)。
今はセクハラとかうるさすぎるけど、このドラマの頃は平気で女性が性搾取されてた(レイプは泣き寝入りやったんかな？)のかもしれない、私は生まれてないからわからんのやけど。
このドラマを観て、今やりすぎ！って思うぐらいの思想が流行ってるその裏では、どんな過去があったのか？ってのを考えるようになった。
あとはもう単なる私の愚痴やけど、自分の利益しか考えてない羽村の元カノや教育実習生みたいなバカ女にもイライラしたけど、全然計画立てずに物事を考えて結局支離滅裂な言動をしてしまう男たちが情けなすぎて、そっちの方が見ててイライラした。
みっともない・情けない・頭使えないの3大見苦しい男キャラクターがいて、楽しいシーンは赤井英和演じる新庄先生とナオのシーンぐらいやなって思った。マトモな男が新庄先生しかおらん。(一気に赤井英和の演技好きになった😂)
主題歌の森田童子さんは存じ上げないんやけど、曲が流れる度にホラーやった😭色んな曲が挿入歌で流れるけど、どれもお化け屋敷みたいな曲でなんでなん👻
