宋江率いる梁山泊の108人の英雄の物語。全86話。構想10年。総製作費は55億円。

今から千年前、北宋末期。八代皇帝・徽宗による朝廷は腐敗が進み、悪徳官吏が横行する。特に東京開封府の権力者・高俅は絶大な力を誇っていた。志を共にする108人の武勇と知略に優れた英傑が、四方八百里を水に囲まれた梁山泊に集結する。彼らは「替天行道」の旗の下、奸臣がはびこる朝廷との戦いを繰り広げる。

宋江：張涵予（チャン・ハンユー）
元は鄆城県のさえない小役人であったが、誤って人を殺め罪人となる。後に梁山泊の百八人を束ねる首領となる。

様々な事件や出来事から、長い槍、弓、速足、兵法の策士、双鞭、棒術、石つぶてなど、様々な達人が身を寄せ、志を一つにしていく。妻や愛人なども多く、恋や裏切りも描かれる。

不正や横領、悪徳役人が横行する中、集まった正義の108人。人間臭い処が魅力で、大衆文化となった。

大ボリューム一共八十六集見終わった！早くもロスの気配が…。正直現代人から見るとつっこみどころ満載なはずなのになぜか、ほんとになぜか見ているうちに梁山泊シンパになってゆく。李逵なんかとにかくうっとおしく朱仝とのエピソードで嫌悪感が頂点に達したのだが、あの単純で粗暴なとここそが純粋さの現れでありまた梁山泊百八星の魅力を凝縮した人物であるとも言え、いつのまにか李逵がやらかしても庇うような気持ちになって見てた。おそらくずっと昔から李逵はこうやって愛されてきたに違いない、だから108人も仲間がいるのにやたら出番が多いんだろう。呼延賛の子孫が出てきたのはおおーと思ったけど個人的には楊志の方にもっと活躍してほしかったなー。それからずっと「アタシはアバズレなんかじゃないっ」って言ってたのに最後我こそは天下一のバイタなりと宣言して死んでく潘金蓮すごくよかった！女性陣の重要度が増してるとこは新水滸伝の特色ですね。そしてこれでもかというほど豪快な話から一転したものがなしいラストが余韻を残す。昔の人の死生観を思わせとても良い。そして私も水滸伝を支持し語り継いできたたくさんの民衆の1人になったのだっ。

記録
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