このレビューはネタバレを含みます
正直、最初は王道すぎてあんまり期待してなかったんですけどそんな自分を殴りたい笑 ワンダヴィジョンのときのようなちょい役たちによるアベンジャーズみたいなのはなかったけど、バディものとして凄く良くて、胸にグッとくるものを感じました！！
自分の中で勝手にファルコンとバッキーっていうコンビが浸透してたけど、よくよく考えたらこの2人って確かにそんなに仲良い関係ではなかったなっていうのが第一印象でした。期待を軽く越えられました笑
サムもバッキーもウォーカーのこと最初から毛嫌いしすぎやなってめっちゃ思いました。確かに盾が2人のそれぞれの願い通りに動いてないから少々いらいらするのも分かるけど、ウォーカーは最初から嫌なやつじゃなかったからちょっと可哀想やったな笑 後々、本性が明らかになってきて、あーあって思ってたけど、もし自分が急に国のシンボルになって正しい行動ばかりをしないといけないとか親友が目の前で殺されて自分を抑えきれるかとか考えてみたけど多分出来ないと思いました。改めてスティーブの聖人っぷりが分かったし、スティーブぐらいの強すぎる信念がキャップには必要なんだなっていうのが一番感じました。
ウォーカーの最終話の決断が良かった！！ほんとに、一時はどうなるかと思ったけど。ヴァルがどうしたいのかは分からないけどウォーカーはヒーローとして道を歩めてほしいな！けど、例の暴走シーンは結構生々しくてザボーイズを思い出しました。やっぱりmcuのヒーローはみんな聖人よね笑
ジモめっちゃかっこいいやん！笑 シビルウォーのときの良さを残しつつ、ユーモアも出してきてミステリアスでぐさぐさ胸に刺さりました笑 サンダーボルツも期待してます！！ ロキ感がちょっとあったけどね笑
サムの成長っぷりがすごいなぁ。葛藤が目に見える。ほんとに。所々スティーブはもちろん、トニーにも似てるところが多かったかなっていう印象です。最後の演説は泣きました。
サム以外にも構造とか音楽とかポージングとか他のmcu作品のオマージュがむっちゃ多いな思いました。パッと思いつくのはmcuじゃないけどスーパーヒーロー着地は笑ってしまった笑 あと、バッキーは何かと落ちがちよね笑
バッキーは余裕があるように見えるけど、どこか焦ってるのが伝わってる。スティーブとは真反対の境遇だからこその辛さがいっぱいあるんだろうね。
一番印象的なシーンは、ウォーカーvsサム＆バッキーのシーンの最後、バッキーがサムに盾を渡すところです。ウォーカーを見て、サムが言ってた”盾を壊す”に反対をしていたバッキーがそれが正解って感じたのか盾を渡しつつも、バッキーのやるせない、お前が盾を手放さなかったらって雰囲気のまま去っていくところがすごく胸に来ました。で、そのあと、サム宅で子供たちが盾遊んでるのをバッキー見て、あぁ盾壊してないやんけ😯みたいな表情がまたよかったです。
カーリはヴィランと呼んでいいのかどうかって感じでした。動機はすごく的確でよかったけど、過程が話が進展するごとに暴走してしまっていてそれを見るのが辛かったです。
イザヤの件は泣いてしまったな。人種差別っていう問題は日本ではあんまり感じることはないけど、最近某ウイルスで一部でアジア人差別がさらに強くなってるって聞くから、やっぱり他人事じゃないよねっていうのをめちゃくちゃ思いました。
最後にラストのタイトルが変わるシーンはもうすごかった。6時間って言ったら3部作（1ヒーロー大体3部作構成だから、新ヒーローをドラマでやったら、それだけでそのヒーローを深く描けるっていう、確かによくよく考えたらすごいシステムやなって！mcuはやっぱすごいな。）作るのとほとんど同じ時間で一つの出来事に対して深掘りしていくからやっぱり濃い。
“Nice job, Cap.”
