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我が家のロマンスのwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

我が家のロマンス(2015年製作のドラマ)
4.4
GYAOにて全50話。10月4日本格的に視聴開始。
いつものことだけど、原題は「엄마(オンマ)」なのに日本の宣伝ポスターには本来の主役である「たった一人の私の味方」で大好きになったチャ・ファヨンさんと「キム課長とソ理事」の会長役で知った演技派の重鎮パク・ヨンギュさんの姿が無い、悲しい。ちなみに2015年MBC演技大賞(優秀演技賞連続劇)を受賞したのもこのお二人とのこと。最良のホームドラマ「適齢期惑々ロマンス~お父さんが変!?~」のときと同じことを思いました。

チャ・ファヨンさん、綺麗で愛嬌があって見事な演技でずっと見ていたい。会長役のパク・ヨンギュさん、序盤から貫禄があってユーモラスで、チャ・ファヨンさんと絡むようになってからが楽しみ。長女役のチャン・ソヒ、ドラマでは初めてだけど、なかなか良い。夫役のイ・ムンシクさん、味のある演技で小さな身体なのに存在感抜群。次男のイ・テソン、「金よ出てこいコンコン」のときと対照的な雰囲気で、今回のほうが断然好き。会長の息子の嫁役のチン・ヒギョンさんとセリョンの母親役キム・イェリョンさん、どちらも綺麗で演技が上手くて適役。特にチン・ヒギョンさん、カッコいい。

ストーリーもいまのところテンポよく小さな事件や大きな事件が毎回起きて楽しめて、渡鬼にハマっていた頃に似ている感じ。韓国の家庭の様子がよくわかる。社長の嫁カン・ナミを見ていると、高嶋政伸さんが前妻と結婚されていた時代、本当に大変だったんだろうなと想像される。
会長が9話で大学生たちにビールをおごったあと、若者が恋愛も結婚も出産も諦めざるを得ない三諦時代に「我々の使命は若者たちに希望を与えること、働く場を提供することだ」と語った姿にますます会長が好きになった。五諦とか七諦(恋愛・結婚・出産・就職・マイホーム・人間関係・夢を諦める)時代とも言われているとは勉強になった。
カン・ユラがエロい。
11話神回!まさに笑って、泣けた。
途中から長男嫁セリョンがキャハハの可愛いキャラに変わって、こっちのほうが楽しくて好き。
母ジョンエとオム会長のロマンスがストーリーもステキで演技も上手くて、心地よく見ていられる。いちばん楽しみ。秋の女、野菊の君、千羽鶴・・・。初デートする27話に感激。BGMに流れる歌謡曲(映画ひまわりのテーマのアレンジ?)が良い味。会長役のパク・ヨンギュさん、丹波哲郎や前田武彦を思い出させる愛嬌・貫禄・安心感。
カンジェとキム・シギョン(ユラと政略結婚した弁護士)の確執がサスペンス風味を与えてくれる。
33話から34話、良かった。ジョンエが会長を「愛しています」と宣言、拍手。スケート場でのキスがTVニュース、動画流出、サイコウ。会長、温かくて好き。
Abemaの瀧山あかねアナ似の淫乱常務は全く不要キャラだけど、綺麗でエロくて面白いから許す。
ジョンエの親友チャン女史がほんとうに素敵な人。聡明で潔くて会長のベストフレンドになってあげて、陰のヒロイン。
40話以降、重くて暗い展開もあったけど、47話で親のいないコンスンの「カンジェさんはわたしの初恋の人で最後の人です」にキュンとし、「嫁入り道具を準備できないのでお腹の子を嫁入り道具だと思ってください」に感涙、心地よい涙。
社長の嫁カン・ナミ理事に反撃するミンジ、愉快痛快。
終盤、ドラマチックな展開で引き込まれた。良い最終回。
エンディングの集合写真とメイキング映像で温かい気持ちにさせてもらいつつ10月19日視聴終了。
家族の絆を描く笑って泣ける良質のホームドラマでした。

(Abemaで動画配信とあるけど別のドラマです、訂正を)
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