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TWO WEEKSのwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

TWO WEEKS(2013年製作のドラマ)
3.8
12月23日視聴開始。ABEMAプレミアムにて全24話。
2話でもうドラマ世界に没入、夢中。感情移入しまくり。白血病の少女スジンが預けたお人形でもう泣けた。殺人の濡れ衣、逃走、アクション、わたしにはこういうわかりやすい見せ方をしてくれるドラマが合っている。

近頃見た「mine」「シスターズ」とか「グローリー」ですら時系列を壊して事実を断片的に小出しに意味ありげに見せて、そのわかりにくさを格調高いと尊ぶみたいな風潮は性に合わない。直近で見た「被告人」の前半もこの「TWO WEEKS」のようなわかりやすい見せ方にすればもっと傑作たりえたのに。

閑話休題。キャストも大満足。
パク・ハソン、ドラマでは初めてだけど美人で表情(憂い顔と笑顔のギャップが堪らん)がたまらなくて脚がキレイで見惚れている。
スジンってマクチャンドラマ「白詰草」で壮絶な最期を遂げた可哀想な心臓病の少女だと気づいてよけいに愛しい。可憐すぎる。
「ショッピング王ルイ」のペクマリで初めて会って大好きな足立梨花にそっくりで大好きになって「今日から愛してる」で演技力はちょっぴり心配になったイム・セミにも再会できて喜んだのも束の間(涙)。
「凍える華」の流産・アル中・車椅子きちがい演技でわたしを虜にし「紳士とお嬢さん」のチョ室長でも楽しませてくれたマニアックなパク・ハナにもまた会えるなんて。
リュ・スヨンは「適齢期惑々ロマンス」で良い人として刷り込まれていたけど本作を見ていると「クイーンメーカー」での酷薄で無慈悲な人間が合っているかも。
あっ、大好きなキム・ヘオクさんにも会えて嬉しいけどこんな役なのはツラい。
パク・ジェギョン検事役のキム・ソヨンの演技とビジュアルが素晴らしい。
その少女時代を演じるのがチャングムの子役チョ・ジョンウンだなんて、聡明で真面目そうなお嬢さんに成長していて感慨深い。
ジェギョンの上司ハン部長検事、今見ている「超人ファミリー」でドレミ酒造の部長のオム・ヒョソプさんでなんか笑ける。

緊迫感いっぱいのタイムリミットサスペンスにどっぷり浸かりつつ至福の年の瀬を過ごせそうです。(この頃はスコア4.8)

大晦日、19話まで来た。面白くて引き込まれてはいるのだけど、せっかく命懸けで手に入れた証拠や逮捕した殺し屋や会長をあまりにあっさり奪われたり釈放されたり、こうも繰り返されると些かシラケる。

終盤、ストーリーが雑になってサスペンス味が減って緊迫感が失せてガッカリ。スコア減点。
終盤からラストは日本版のほうが胸が締めつけられるような感動に浸れて好みかな。1月2日視聴完了。
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