whochanmisaki

Mineのwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

Mine(2021年製作のドラマ)
3.5
11月17日視聴開始、Netflixにて全16話。
まだ序盤だけどスネ会長夫人と長女ジニが喚きまくってて爆笑。スネの装いと愛孔雀ノドクの色彩が似ているのもツボる。
ストーリーはさて置いて美しい豪華壮大な舞台に見とれているところ。

う~ん、中盤まで来て物語の材料配置は出揃ったみたいだけど、あまりに冗長、忍耐力を要した。見どころもあるけれどそうじゃない時間が長すぎる、緊迫感不足。もっとハラハラドキドキ手に汗握らせてくれ。ストーリーとしてはそっちなのに。
それに家庭教師の女が生理的にムリ、きちがい女、演技なんだろうけど。イ・ボヨンは賢いはずなのに抜けてるし。カッコいいのはキム・ソヒョンだけかも。あっ、秘書のユンソは好き、登場時間短すぎ。

後半よほどたたみ掛けて盛り上げてカタルシスに浸らせてくれなければ時間ドロボウドラマと呼ぶぞ。

11話からやっと引き込まれてきた。ただし、時系列を壊してミステリーっぽくする邪道にはイライラ、というか多用しすぎてて腹立ってきた。もっと直線的にベタに進めるほうが没入興奮できるのに。

会長の長男ジノと長女ジニが憎めない(どころか可愛いぞ)。

14話、う~ん、説得力のない場面が多くて・・・。特にシスターの人物像が浅いのか演技力不足なのか不満。見続けるのが苦行。
15話、意味ありげな表情や言葉の数々に実はたいした意味は無かったことが判明。虚仮威し。イ・ボヨンが今までのドラマの中でいちばんチャーミングなのとメイドや長女ジニのコメディ部分が救い。

そしてFinal Episode、いろいろ文句を書き連ねたのが帳消しになる大満足の最終回。あの夜の真実がスリリングに明かされエピローグも有意義でカタルシスが得られた。ラストのイ・ボヨンとキム・ソヒョンが輝いていた。執事やメイドたちまで皆んな愛しい、名残惜しい。
見続けたのが報われた。

凝った構成(何日後とか何日前の乱用)がマイナス効果で脱落者がけっこういたのでは。何より長すぎた。実に惜しい。もっとストレートに財閥家のドロドロを描くだけで充分面白かったのになあ。
11月26日視聴完了。
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