もはや約半世紀前のドラマ
前時代的な会話のやりとりや喋り方は当時の視聴者からすれば違和感なかったのだろうか
長男しげるはさすがにデフォルメされているとして、父親像はどのように受け取られていたのだろ…
主婦が浮気する話かと思ったら、それぞれの家族の崩壊と再生に向かう?物語で結構面白かった!
いつの時代も人間って、家族って変わらないんだなぁ。
でも浪人中にそんなことばっかりあったらそりゃまた落ちるわ…
山田太一脚本の名作と聞いていたので見たかった作品が、BSで放送されたので毎日録画して鑑賞。
母八千草薫は浮気、娘中田喜子はアメリカ人に襲われ中絶、父杉浦直樹は商社で人身売買や銃器の密売をしていて…そ…
すごいドラマだった。
約50年前のドラマなのに、こんなにも夢中になれるんだな。
清楚なイメージの八千草薫にこの役をやらせた人すばらしい。
そして台詞の言葉選びの美しさ、ぐっとくる言い回しが多かった。…
山田太一作品は、高校時代読書感想文を書いた「異人たちの夏」の映画1作品しか観たことがなかった。
名作とよく聞いていたこの作品やっと観ることができた。
多摩川、ボート、商店街、スーパーのギンガムチ…
異人たちの山田太一が気になり鑑賞
刺さるセリフが多すぎるよ〜
『人としての底が浅いから、秘密があった方がいい』
『嫌な思い出だったけど、無いよりは良かった。何もない人生よりは良かった』
『日…
ふるーいホームドラマと侮ってみ始めたが、かなり鋭く家父長制の無理を暴いていて驚く。父親の持つ、細かい世話を妻にさせ好きに感情を垂れ流し時に手を上げる、あの権威とプライドは単に経済的責任を負っていると…
>>続きを読む1話から15話まで毎回、本物の言葉のやりとりに心を掴まれて、いかに普段周りと(自分とも)何も話せてないかってことが突きつけられるような思い。
最後、下流に漂着した屋根を見つけた家族が走る姿を上空から…
壊れそうになっても壊したくなっても家族は家族なんだなーー
冒頭のラジコン飛行機が窓に突っ込んでくる演出
田島家の崩壊を暗示していたということに気づき、さすが山田太一つかみがすげーぜ‼︎と衝撃を受け…