想像してた数倍よかった。
「ヴィンツェンツォ」並の映像、CGを期待していたけどそれほどでもなく、最初はがっかりしたけどストーリー自体にどんどんのめり込んで3日で完走。
毎回ラストが気になる終わり方、見せ方でそこで感情揺さぶりがピークになる。
これは女性の脚本家さんだよね？主人公リ・ジョンヒョクの人物設定、セリフ、行動全て女子が惚れるポイントをガッツリ得てる。男性脚本家にはここまで書けないと思う。自分もまんまとハマりました♡
けど最終話ではク・スンジュンも相当カッコ良かった！空港を引き返すと決めてそれが生死を分ける究極の2択なんだけど、そんなときでも彼は一瞬皮肉のように笑う。それが彼らしく、
そうやって常に自分を客観視できるもともと頭のキレる男だったけど、セリと同じく北朝鮮に来て愛を知ったことで人間的により成長して、そんな魅力的なキャラクターを完璧に演じ切ったキム・ジョンヒョン씨も素晴らしかった。
同時に、北の人々の暮らしや優しさ、家族愛などもしっかり丁寧に描かれていて、自分もそういった小さな幸せに感謝して生きようと思えるような、恋愛要素だけに止まらない作品だった。
多少のご都合主義的展開はあったものの、それが気にならないくらい全体としてよかった。
ただ、CGのチープさだけはどうしても気になった。「ヴィンツェンツォ」とは予算の違いだな。
