大野

アダム&アダムの大野のレビュー・感想・評価

アダム&アダム(2022年製作の映画)
3.7
面白かったのは確かなのですが、
良かったかと言われると困る作品。笑

映像クオリティや、
掛け合いのテンポ感がとても良く、
有名SF作品のオマージュも多かったり、
親子愛も含んでいたりと、

楽しめる要素が多いため、
エンタメ作品として好感触なのは、
間違いないです◎

しかし脚本!テメーはダメだ/(^o^)\

SFとはいえ、
あまりにゴリ押しがすぎる。笑

元の時間軸に戻ったら、
記憶は消えるはずなのに、

若い敵ボスは覚えてて実行してるって、
どゆことw

怪我してたら戦闘機に乗れない??
そんな馬鹿なww
その癖乗ったら後は自由てw

他にも、
敵が未来を牛耳ってるはずなのに、
敵の装備弱すぎww

主人公なんてアーマー無しだぞw

せめて敵も1人くらい、
強化ライトセーバー持ってこいw

主人公だけチート武器持ちすぎ。笑

(もし強化ライトセーバーが、
 貴重な武器とかなら、
 敵からそこの言及がないとおかしい訳で、

 汎用武器なのだろうから、
 敵も持ってこいっていうw)

度々、敵が車で来るのも謎。笑

空挺×浮遊ボードがあるのに、
なぜ車で来るん?

かませ役ですか?笑

もう一回言わせて、なんで車で来るん?笑

タイムパラドックス関連は、
完全にガン無視されており、
技術と手段のギャップなど、
ツッコミどころが絶えませんが、

まぁ、、エンタメSFなので、
ある程度は許容しましょう。。

しかし、
完全に許容できないのが2点ありまして、


まず、
過去へ飛べる系を扱っておきながら、
なぜそれを活用しない、、!

少なくとも敵ボスは、
好きに過去へ飛べるというのに、

アダムが邪魔になった際、
なぜ2018年の自分に協力させに飛ぶ?w

元の時間軸(2050年)に戻ると、
記憶がなくなるというなら、

2022年から少し前の少年アダムを、
監視するなり排除するなりすれば、
簡単に済む話じゃないですか。

(敵ボスが過去に2018年に飛び、
 書き換え後32年経ってる事実からして、

 歴史を書き換えても、
 当人の人格が保たれている事や、
 新しい世界線の存在は、
 確定している訳で、、。)

すでにローラを排除しているくらいなので、
少年だろうと排除も気後れはしないでしょう。

(むしろ、ローラは排除したのに、
 アダムを排除しない方が不思議。)

少なくとも父親は、
2020年には事故で亡くなっていますし、

アダムの将来は、
時間旅行開発と無関係のため、
開発に支障はありません。

仮に、
父親が亡くなる前に事を起こしたとしても、
息子の行方不明で、
父親が研究を止めるとも考えにくいですし、

仮に止めようものなら、
「時間旅行して真相を突き止めよう」
などと煽ればいい。


アダム達もアダム達です。

2022年から2018年に飛ぶのではなくて、
もっと前に飛んで、父の行動阻止なり、
敵ボスを排除するなりすればいいw

なぜ揃いも揃って、
2018年に集まりたがる!!/(^o^)\

発表があった年ってだけだろw

ま、じ、で、謎!!w

もっと設定を活かせよぉぉぉぉ、、!!


(そもそもですが、
 書き換えられた痕跡からするに、

 元の世界線が消滅したかは不明ですが、
 新しい世界線の誕生は確定なので、

 この世界観であれば、

 中年アダムが飛んだ瞬間、
 すでに決着は着いているんですよ。

 道は2つあります。

 1つは、

 元の世界線が消滅しないのであれば、
 敵視点では、主観的には変わらない世界

 (中年アダムがいなくなっただけで、
  現行世界が続く。
  よって、追う理由無し。
 
  そもそも中年アダムが、
  過去に存在しない世界線のままなので、
  追いようが無い。

  もし仮に、
  世界線ごと追跡できるとしても、
  主観世界が変わらないのだから、
  追う理由がない。

  それでも追うとしたら、
  敵ボスがヤンデレすぎ。怖っ、、笑)

 となりますし、

 もう一つは、

 新しい世界線に書き換えられる、
 または、分岐する。という道ですが、

 そこはすでに、

 “ 中年アダムが阻止した “

 という事実のある世界に、
 切り替わっているはずなので、

 (2018年の改変が行われた後の、
  2022年に不時着していますが、
  2050年よりも前なので、

  回復して2018年等に飛ぶ、
  アダムが先のため)

 敵からすると、
 中年アダムに時空を飛ばれた時点で、
 追いかける等の選択肢は無く、
 
 負け確なんですよ。


 強いて可能性を見出すとすれば、
 改変ラグの間に追いかけてきた説ですが、

 ラグが起きる
 =中年アダムが改変済み

 という訳で、
 戦ったりしてる余裕はないはず。

 未来が、過去の上に存在する以上、
 過去の流れは決定事項であり、

 中年アダムが飛んでから改変までに、
 ラグは起きえないので、
 これもナシかなと。 

 逆にラグが起きないのであれば、
 改変に失敗している訳ですし。

 やはり敵は、
 アダムに飛ばれた時点で、
 負けかと思います。)
 

あともう1点許容できないのが、

こちらはもはや、
ネタかと言いたいのですが、

敵たちよ、

ステルス解除すんなww
馬鹿しかいねぇのかwww

揃いも揃って全員解除しやがってww

お前らの唯一の強みだろそれww


(物理接触するには解除する必要がある、
 ってのは、
 地面や空気に触れているのでナシかな。

 認知されるとステルスが解けるのでは?
 というのも、
 全方位から勝手に現れているので、
 同じく不採用かと。)


最後に一つ、
今作での考察点ですが、

最後、帰った世界の、
中年アダムは一体どうなるのか。

少年アダムは、事象としては、
元軸と特に差はないので、
スルーできるとしても、

中年アダムにとっては、別世界な訳で。

過去軸の記憶が消し飛んだ上、
元軸の記憶を持って新世界に戻り、
新たな世界線のアダム
(ちょっと映ってた8歳アダム)
からの記憶もある、

ってことですよね??

人格が崩壊しそう/(^o^)\笑

そもそもワープポイントが宇宙だったので、
もしそこに戻ってきたとしたら、
生身で放り出され、無理ゲーじゃない?笑

少年アダムも空中戦の最中でしたし。

最後の座標ってことで、
家の庭に戻ってくるんですかね?

そもそもワープシステム無しで、
帰れるものなのか、、。

ぶっちゃけ、
世界の理から外れて2人は消滅した、
って考えるのが、僕は一番納得です。

(最後の母親とのスキンシップや、
 ローラと講義で出会うシーンは、

 施設ぶっ壊した時間軸のアダムの将来、
 っていう。

 もしくは、

 消滅した、
 少年アダムが作り出した未練と、
 中年アダムの思い出。

 こっちの方が、しっくりくるし、
 少し感傷的になれる気もする。)


観ていて時間軸系って分かった時、
めっちゃ嬉しかったんですよ。

今たまたま、時間軸系に興味があり、
今作を見始めた理由は、
Netflixの日本トップというだけだったので、

こんな偶然ある!?wwっていう。笑

それがここまで蔑ろとなると、
ちょっとガッカリでしたね。笑

とはいえ、ライアンさん大好きなので、
掛け合いで十分楽しかったですw

親子パンチのとこなんて、
何回観直して笑った事かw


今作を一文でまとめるとすれば、

“ ボロだらけのゴリ押しSFを、
 雰囲気で帳消しに成功した作品!“

でしょうか。笑

娯楽映画として最高でしたd(・∀・´d)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

溢れた小ネタ達◎


今作はNetflixで、
全世界同時配信された作品。


草案は2012年時点で存在し、
トム・クルーズ主演で考えられていた。


「ターミネーター以上の荒廃した世界」
とあったが、
あれ以上荒廃した世界から来た奴らとは、
あまり思えないため、
冗談だったのではないかと。


最後、電磁パルス前の決着直前、
敵ボスらの移動が、
違和感すぎて予測が着いてしまった。

直前に、同期の敵を、
磁力巻き添えでやっつけてるのに、
まさか天丼してくるとは、、。笑


マルチバースとは、多元世界の事。
最近MCU界隈でホットな部分。

MCU俳優も多数起用してるのに、

父親=ハルク
母親=エレクトラ
中年=デッドプール
妻 =ガモーラ(アベンジャーズ)

それを、大人が子どもに対して真っ向から、
「映画の見過ぎだ!」と言い切る潔さ。笑


オマージュ部分として、

『スター・ウォーズ』は、
パッケージや黒衣装など、
あまりに多いので省略するとして、

愛犬ホーキングは、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の、
ドクの愛犬、アインシュタインから。

理論物理学者である、
ホーキング氏とアインシュタイン氏には、
共通項が多く、

3月14日が、
アインシュタイン氏の誕生日であり、
ホーキング氏の亡くなった日などもあり、

今作のSFも物理の延長とすれば、
色々掛けられているのかと。

公開を、
なぜ3月11日にしたんでしょうね笑
どうせなら14日公開にすればいいのに。

中年アダムが、
納屋で隠れていて見つかるのは、
おそらく『E.T.』から。

喘息持ち主人公は、
『グーニーズ』という作品かららしい。

喘息要素、、
途中から完全に消えてましたけどね。笑

パイロットと少年の構図は、
『フォーエヴァー・ヤング』
という作品かららしい。
大野

大野