“泣きたい私は猫をかぶる“ の、
スタジオコロリドの新作です!
ですので、絵は綺麗です。
メインであろうテーマも、
非常に面白いところをついてきます。
しかし、
口ぶりから察してる方も多いでしょう…
そうです、
他に僕の嫌いなところがあるのです。
ストーリーが、中途!半端!でした!
非常に。ごみと書いてやろうかってくらい…
ここからはネタバレ込みで。
テーマであろう「別れと成長」、
ここは結構好みでした。
しかし、想像する展開がことごとく外れ、
終盤はもはや、なんだこれ状態。
サバイバルするでもなければ、
原因を究明するでもなく、
表現したい手法が優先されすぎて、
辻褄やら諸々テキトー過ぎなんですよ。
レビュー冒頭に、
「今作は、ご都合ファンタジーです!
それを前提に観れば純粋に楽しめるかも」
って書くか悩んだくらい。汗
そうと分からずに観るからこそ、
この作品の面白さがある気もしたので、
ここで書かせていただきましたが。
とかく、ご都合ファンタジーなら、
もっとそうと分かる作品である方が、
僕は好みです、、!!
のっぽくんのこと、
おじいちゃんかと思って、
どう繋がるのかワクワクしてたのに、
団地の精霊オチて…orz
なんで人型やねん、、orz
子供向けに作ってるなら、
謎のモンスターとかでよかっただろ、、。
(こういう、
どんなものにも魂が宿っているとする考え方を、
アニミズムっていうそうです。)
巻き込まれた子達が不憫ったらない。。
監督はインタビューで、
「挑戦的に作った」と述べており、
ありきたりな作品でないのは確かですが、
ラストの光の中に家族が見えるとかも、
唐突すぎ。。笑っちゃいましたよ。
総評としましては、
本当に惜しい作品。て感じです。
観ている時は、
漂流してきたプールであったりに、
何か深い考察点があるかと思ったのですが、
結果としては特筆すべき点はなく、
作中で語られていることが全てでした。
そういうこともあり、
今回は小ネタコーナーもありません。笑
ちなみに海外では酷評の様です。
まぁ…和風感もなければ、
子どもが2時間謎に騒ぐだけなので、
さもありなんですが。