【私以外、統制された進行方向---
レールに敷かれた人生から外れるその視線が捉える先には…】
1987年よりも遥か昔、
それは記録にすら残ってない“何者か”とのファーストコンタクトだった…。
力が全てものを言う時代…
遺伝子レベルで刻まれた狩猟本能をもつ民族との混じり気のない純度100%の狩猟。
今回プレデターと戦う“優れた人間”は女性である。
腕力、武器…
全てが圧倒的不利な状況から手札に残されたのは
【◻︎知恵◻︎観察
◻︎逃げる 】という選択肢。
しかし、その圧倒的不利な状況をあえて強みにするジャイアントキリング的な要素が歴代シリーズにはない求めていたのはコレだ…と言わんばかりのカタルシスを覚えた。
印象的だったシーンは…
「強い者は生き、弱い者は死ぬ」
まさにこの言葉を象徴した捕食者から次の捕食者へとバトンを繋ぐように食物連鎖の生態ピラミッドを駆け上がるような映像は秀逸の一言に尽きる。
男尊女卑ひいては人種差別という観点からも…
今回、ネイティブ・アメリカンの女性を起用した理由としてナルのように逆境に立ち向かう強い女性というシンボルを示すことで誰でも活躍できる社会を築いていくといったメッセージがあるようにも思う。
益々、多様化する現代社会でそのメッセージ性は今後、後押しされていくことだろう。
原点にして頂点。
間違いなく歴代シリーズ最高傑作であった。
〜それでは皆さんいい夜を🌙〜