ハケンアニメ！のまさきのネタバレレビュー・内容・結末

愛がない。リアリティには期待せず見たけど、なんか、邦画の実写畑にアニメが食い物にされてる気がして、キツかった。シーンの１つ１つがキツくて無理だ。こういうのは実写映画制作現場の話でやれば良いのに、これ作った人達は毎週アニメを何本見てるのか？見てないんじゃないかな。この映画が好きな人で、今の実写よりアニメの方が好きで毎週10本以上アニメを見てる人って、どれくらいいるんだろうか。アニメ制作の素晴らしさ描かれてた？アニメ愛を感じられる作品だった？そもそもアニメ制作が描かれてた？この映画はアニメの話をしてただろうか？

主人公をはじめ登場人物達に、くせ者や嫌な人もいるけど皆んなアニメが好きなんだなって思えるシーンあっただろうか？作画や音響や脚本とかアニメがどう制作されるか、具体的な描写あったろうか？アニメは良いな、凄いなと思えるシーンあったろうか？アニメ愛がないからアニメの話が全然ない。

クライマックスに劇中アニメのシーンを長尺使うならせめてストーリーが分かるように前もって描写してくれたら良いのに、全然内容が分からなかった。アニメーションのレベル高いのに勿体無いし、アニメに興味がないのが伝わった。ついでに、天才監督の代表作がヨスガってのも、アニメファンなら絶対に付けないだろ。

最後の最後に奇跡が起きてハッピーエンドになる、そんな都合の良い話はない。と、台詞で言わせておいて、それまで非協力的な感じだったスタッフが急に協力的になって一致団結。視聴率で負けたけど円盤は勝ちました。円盤の売り上げこそ勝利だろ！こんなブーメランなシーンがたくさんあった。ふざけんなと思った。

無理だ。無理すぎる。
全て何もかも薄っぺらく感じる。

リアリティがどうとかそういうレベルじゃない。お仕事モノとしてその仕事への愛が無いのに、これほど評価されてスコアも高いんだからなんか腹立ってきた。

Netflixで見ながら感想をメモしてたら、ほぼ全シーン全キャラクターに文句が出て膨大で小冊子作れそうになったけど、これくらいに抑えようと思う。

これならSHIROBAKOの方が良いし、ジブリの『もののけ姫はこうして生まれた』とかを見た方がずっと良いと思う。

でも、これだけ高評価ばかりだから本当は素晴らしい映画で自分が狂ってるだけなのかもしれない。さもなくば、アニメ好きは全く見てなくて、高評価してる人は全員が神作画の人とデートしてたリア充の意味を勘違いしてた人みたいな感じなのか。自分が狂ってるんだろうな。本当につまらなかった。