まさき

ザ・グリードのまさきのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・グリード(1998年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

凄い面白かった!
テンポが良い!キャラが立ってる!話も分かりやすい!観たのは完全版じゃないと思うけど編集が良いし、音楽はジェリー・ゴールドスミス!ジョークやアクション、サスペンス、ロマンス、色んなバランスが良くて最後まで飽きさせない!

ちょっとしたアクションが良い(悪者のボスが足で銃を拾ってフィネガンに渡すとこや、2人乗りして水上バイクで走りながらフィネガンがショットガンを撃ってトリリアンがリロードをするとか)

台詞もけっこう良い!

俺は良いワインと同じでね。上手に歳を取ってるんだ。
こいつは嫌な予感がするぜ
なんだ?この臭い?臭くてたまらないぜ
(ビンタ)
アンタとは言ってないだろ!
私と取引して!
俺の欲しいものくれるかい?
ええ!何でもあげるわ!
じゃ、冷えたビールは?
…良いわよ
これは何だ?
イパネラの娘さ
で、その話で俺達はどれなんだ?

ああ、俺も。もうエレベーターはごめんだ!
俺にも1つくれ!ふん!
(スイッチオフのまま爆弾を投げる)
この大バカめ!
そうやるんだったの?ちゃんと教えてくれないから!
自分で決着をつけろ
恩知らず!
お次は何だ?

王道的なナイスガイの主人公、峰不二子系の危険でセクシーなヒロイン、お調子者の相棒、しかめっ面の悪者のボス、荒くれテロリスト、ゲスで卑怯なクズ金持ち、ただただ不憫な船長、出番少な過ぎて可哀想なレイラ。キャラクターの立ち具合が凄く良い。レイラをもっと上手く使えてたらもっと良い映画になってたかもしれない。残念ながら物語の道具になってた。元はパンクゥーチも死亡エンドだったらしいけど、それは生還エンドに変えてくれて良かった。試写会の反応で変えたらしい。

とは言え、本作は本当に愛すべき映画だと思う。未知の怪物との戦い、敵との共闘、スパイス程度のロマンス、ジョークとサスペンス。制作会社が潰れたからかな?Blu-rayの再販を切望する。配信もしてほしい。午後ローはカット版だったっぽいし、完全版が見たい。
まさき

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